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壁打ち

「こんな新しいことを始めたいんですが、相談に乗ってください。」



コーチングセッションでは、そんなご要望も多くいただくテーマです。
・やりたいことについての考えがまとまらないとき、
・おおよそは考えているものの、まだ漠然としているとき、
・どんなふうに進めるか考えがまとまらないとき、
そんな時、コーチングのセッションを通して、しゃべりながら整理していくのも効果的です。

コーチングの効果に「オートクライン」というものがあります。
オートクラインとは、自分が話した声を自分の耳から聞くことによって、新たな気付きが生まれたり、より深く理解していったり、結果考えがまとまっていったりすることです。

以前、しょっちゅう電話をかけてきては、長々と一人で話し続けて、最終的に一人で解決する人がいました。
当時の合理主義で効率主義だった「結論から言ってほしい」タイプの私としては、要件が何なのかわからないまま延々と長電話に付き合わされて、大迷惑に感じていたのですが、今ではきっと話すことで整理していたのだな、と理解できます。

横道にそれましたが、まさにそういうことで、話していくうち思考が整理されていく感覚って、皆さんもあるのではないでしょうか?

このところ、来年に向けて新しく始めたいことなどをお持ちの方のセッションで、同様に壁打ちをご一緒することが増えています。

そもそも、なんでそれをやりたいんですか?



まずは、そこが初めの一歩なのですが、意外にそこがぶれている人が多かったりします。自分のリソースですぐできるから、とか、似たサービスを見ていいなと思ったから、とか。

でもやっぱり「なぜそれをやるのか?」
それが一番大切なのではないかと思っています。

だからその部分をいろんな角度からお聞きしていきます。

これは、「whyがダイジ」でも書いたことと通じるのですが、
この「なぜ?」の部分がぶれたり、なんとなくだったり、
人から言われたことだったりすると、うまくいかないことが多いのです。

この部分が根っこなわけで、これがしっかりしていないと、いくらぐんぐん成長していったとしても、ちょっとした強風で折れてしまったり=挫折でやめてしまったり、人のせいにしちゃったりするわけです。

会社経営で言えば「ビジョン」の部分であり、登山で言えば山頂(ゴール)にあたります。

というわけで、ここさえ固まれば、ものごとは8割がたうまくいくと思っています。
何故なら、残りのほとんどのことは「やり方」なだけで、上りたい山の頂上が見えていれば、どんな登山ルートを通ってもたどり着けるのと同じだからです。つまり、うまくいかないことがあっても、ルートを変えたり、一度戻ったりしながら頂上へ向かうことができるわけです。

そして、そこからは時間軸やリソースを洗い出したり、そのために必要なToDoを考えたり、とほとんどが自動運転で「やり方」を作っていくことができます。

ただ、これは一人でやっているとなかなかスピードが上がらなかったり、同じところでぐるぐる堂々巡りをして、抜け出せなかったりしがちです。
だからこそ、先ほど例に出した「長電話の人」ではないですが、話し相手=壁打ち相手がいることが効果的なのです。

そんなこんなで、来年の目標設定をしたいな、と思った方はぜひお声かけくださいね。
しっかりと壁打ち相手をいたします!
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