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【マーケティング系/テクノロジー系】CV獲得や改善の方法、最新テクノロジーを知りたい方のための「CM-Day2021」視聴ガイド

前回の記事で「CONTENT MATKETING DAY 2021(以下、CM-Day2021)」の概要をお届けしました川俣です。本稿では、コンテンツマーケティングを実践して成果を出すために必要な、コンテンツ・マーケティング・テクノロジーの3つの領域から、「マーケティング」「テクノロジー」の2領域における、課題に合わせた視聴スタイルをご提案します。

▼前回の記事

■マーケティング系の課題をもつ方におすすめのセッション

課題1:CVを効率よく増やしたいけど、自身の知見が少ない

知見の足りなさを感じている方におすすめしたいのが、嶋添心悟氏のセッションです。テーマは『コンテンツマーケティングで「成果」を出す企業が共通して取り組んでいること』。成果を出す企業はコンバージョン(以下、CV)のみにこだわっていません。では、どこにこだわり、どんな視点が“自社にとって有益”かつ、利益を生み出す種になるのか。そのヒントをお話しされます。

「CVを効率よく増やしたい」という課題は、コンテンツマーケティングに関わる方が誰しも持っているもの。CVはサイトの特性によって、問い合わせ・申し込み・資料請求・購入など評価基準は変わりますが、基本に立ち返りたいのはその理由です。

たとえばこんな理由。

・上がったらうれしいし、楽しい(達成感)
・利益が上がると来期予算を増額しやすくなる⇒施策の幅が広がる
・わかりやすい結果を出して評価を上げたい

CVが上がると、これだけわかりやすく“主張”しやすくなるわけですが、逆に言うと、CVが上がらない限り、何もできないままとも言えます。

CVが増えなくても、増えるに至るまでの指標を設定・定点観測することで改善の潮目を発見し、次につながる施策を提案・実施できるのがマーケターです。

マーケターを評価する指標が他部署や知識を持たない上司やクライアントに説明しにくい分、わかりやすくCV数のみにフォーカスされがちですが、それ以外にも共有したい指標や、企業やサービスにとって価値あるデータ、声を取得できることを、マーケターの方はもっと知ってもいいと思います。

【さらに学びを深めたい方へ】
書籍『DX時代のコンテンツマーケティング』第3章
「どういう顧客に対して、どういうかかわり合いをすべきなのか」
という考え方を起点にした、
・3-1 コンテンツマーケティングの基本的な進め方
 ー4 つの方向性からビジネスゴールを設定する
 ーSMART なビジネスゴールの設定方法
をご覧ください。

書籍『DX時代のコンテンツマーケティング』

課題2:データで自社の状況を可視化し、改善の実施や販促施策を立てたい

DX時代のコンテンツマーケティングに欠かせないのが、データです。おすすめしたいセッションが2つあります。

データ編1/データに対する向き合い方
ひとつめは、KT氏のセッション「あなたがつくるコンテンツは「誰のため」?~データドリブン、それは人を想う究極の姿」です。

DX時代のデータに対する考え方、データの取り扱い方の根幹を知りたい方におすすめします。数字を見ても人の心は見えにくいですが、行動はデータで可視化できます。KT氏はデータ活用のスペシャリスト「DATA Saber」を創始した伝説のプロフェッショナル。お話を伺える貴重な機会ですので、お見逃しなく。

ちなみに、昨年の本セッションがYouTubeでフル公開されました(!)。

データ編2/コンテンツマーケティングのウェブ解析
2つめは、中田吉彦氏のセッション、「コンテンツマーケティングのウェブ解析 2」です。

個人的な話になりますが、昨年データ分析にとくに課題を感じており、中田さんのセッションを鼻息荒く拝見。拝見後に図々しくもtwitterでご本人に質問し、いただいた回答を通じて学びの指針を頂戴しました。ご紹介いただいたGAの解説本を読んで実践し、さらに欲が出てWebアナリスト講座にも通いました(笑)。

この1年、中田さんのセッションをきっかけに、アナリティクスや分析に対する知見が前年比150%アップしました(※個人の感想です)。私にとっては大変な飛躍の年になったことを、ここにご報告いたします。

中田さんのセッションは、データ分析に課題を持っている方にとって次へ進む意欲と行動力を引き出す、インパクトのある講座です。昨年の講座が公開されましたので(!)、今年の講座をご覧いただく際に併せて視聴をおすすめします。

【さらに学びを深めたい方へ】
書籍『DX時代のコンテンツマーケティング』第6章

あいまいな手順を整理し、明確なゴール目標とKPIを設定した上でデータをもとに改善を続けることを詳説した、
・6-2 デジタルマーケティングにおけるコンテンツマーケティング活用
・6-3 コンテンツマーケティングのウェブ解析
をご覧ください。

書籍『DX時代のコンテンツマーケティング』

■テクノロジー系の課題をもつ方におすすめのセッション

課題3:マーケティングテクノロジーのトレンドと自社に合うメソッドを見つけたい

テック編1/最新テクノロジーの使いこなし方
新しモノ好きでも追い切れないのが、マーケティングテクノロジーの世界です。自社に適したツール、自動化・最適化できるテクノロジーはどうやって見分ければよいのか。

そのヒントをお届けするのが、サンタガタ麻美子氏のセッション「外資系エンタープライズマーケティングの現場から ~最新テックとABMと泥臭い試行錯誤の日々~」です。BtoBマーケティングの話題を通じて、現場でどう最新テクノロジーを取り入れているか、実例を交えて詳しく伺えます。

テック編2/効率的に情報収集する方法
進化のスピードが速いマーケティングテクノロジーの世界では、効率的な情報収集が欠かせません。短時間で目的に沿った情報を的確にピックアップするため、トライアンドエラーを繰り返す方も多いと思います。

マーケターとして自身を爆速でアップデートし続ける田村 慶氏のお話は、そんな情報収集がテーマ。セッションタイトルは、「HubSpotパートナーとして培った、誰よりも早く最新情報を収集する方法」です。

今やマーケターの間でもユーザーが多い「Hubspot」は、マーケティング・営業・カスタマーサポートの統合プラットフォーム。

田村さんはアメリカのHubspot社が日本支社を作る以前にHubspotを知り、いち早く自社ツールとして導入。国内導入数は日本を代表するほどの代理店としての実績をおもちです。現在はプラチナパートナー認定を受け、国内初のHubspotコミュニティチャンピオンとしても活躍されています。

セッションでは、抜きん出てキャッチアップが早い田村さんの着眼点のコツ、最新情報の集め方はもちろん、「誰よりも早く」得て活用する方法を交えて伺えます。

ちなみに、こちらは昨年のセッションで田村さんがHubspotについてお話しされた動画です。コンテンツマーケティングのツールとしても愛用者の多いHubspot。詳しく知りたい方にも視聴をおすすめします。

【さらに学びを深めたい方へ】
書籍『DX時代のコンテンツマーケティング』第6章
深い顧客理解と長期的な顧客志向の重要性の高まりを理解すべく、マーケティングテクノロジーは発展してきました。その背景と導入が進む理由が腹落ちすることで、次の一歩を着実に進められます。
・6-1 コンテンツマーケティングとテクノロジー
・6-2 デジタルマーケティングにおけるコンテンツマーケティング活用
をご覧ください。

書籍『DX時代のコンテンツマーケティング』

次の記事では、コンテンツの領域における課題別セッションの見どころをご紹介します。

※収録前に執筆しているセッションもあるため、実際の内容と異なる場合があります。


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