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【CM-Day Guide13】10年連続でCMIカンファレンスに通い続けた唯一の日本人 CONTENT MARKETING LAB 渡辺一男氏

こんにちは!運営の池口です!今日はCONTENT MARKETING LABの渡辺一男さんを紹介したいと思います!

米国のコンテンツマーケティングを10年以上ウォッチし続け、情報を国内に発信

渡辺氏は、広告制作会社である日本SPセンターの社長である一方で、2012年に国内初のコンテンツマーケティングに関する情報サイトContent Marketing Labを立ち上げ、情報発信を続けています。

約10年前、コンテンツマーケティングという概念がまだ日本に上陸していなかった頃、単身アメリカに渡り、僅か100名余りのコンテンツマーケティングのコミュニティに参加しました。このコミュニティこそが、Joe Pulizziが立ち上げたCONTENT MARKETING  INSTITUTEです。今では4000名を超える規模のカンファレンスに進化し、世界的にコンテンツマーケティングの中心部となっています。

やがてコンテンツマーケティングは日本に上陸、日本でも市民権を持つマーケティング領域になりました。2017年にはJoe Pulizziが引退。Joeはお世話になった人にLove letterを書いています。Joeのラブレターに唯一日本人として名指しされたのが、渡辺さんです。

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とにかくコンテンツマーケティングの第一人者と言えば、渡辺さんと言っても過言ではないぐらい。勿論それは過去の話でなく、今も米国の最新のコンテンツマーケティングをウォッチし続けています。

米国のコミュニティに初めて参加し、コンテンツマーケティングに触れた時、「顧客視点でコンテンツを考え、企画する」価値観に輪郭が出来た、コンテンツに光を当てる手段として、コンテンツマーケティングに深く感銘を受けたと渡辺さんは語っていました。

余談ですが、渡辺さんが社長を勤める日本SPセンターという会社は、約55年の歴史を持つコピーライティング、マーケティング同好会から法人格を持った会社です。CMIの発展の歴史と少し通じるところがあるのかもしれません。

DX時代のコンテンツマーケティングを成功させるための鍵は、エクスペリエンスとエンジニアリング

今回のテーマも、渡辺さんが米国のコンテンツマーケティング事情をウォッチし続けた中での最新情報をご紹介!

コンテンツを発信する媒体が紙だけでなく、WebやSNSなど多岐に渡ってきた今、コンテンツの生産が追い付かなくなってしまう。生産が追い付かないということはコンテンツ自身の質も落ちるということ。結果的に顧客に良い情報を提供することができなくなってしまいます。

そこで登場するのが今回の「コンテンツ・エンジニアリング」という考え方です。

コンテンツを生み出すまでの役割を細分化・分業化し、コンテンツそのものを構造化し、規格化する「コンテンツ・エンジニア」という役割を増やすこと。構造に基づいたコンテンツ展開が出来るようになる、という考え方。

私が視聴した感覚では、THE MODELの体制をコンテンツマーケティングに応用したイメージです。この考え方を実践すれば、コンテンツに「ブレ」が生じなくなりますし、担当者の負担を減らしながら、コンテンツの質も高い水準のまま生産し続けることができます。

こういったエンジニアリングの考え方は私が知る限り、まだ日本に上陸していないように思います。THE MODELがBtoBマーケティングで広く浸透していったのと同様、コンテンツマーケティングの新しい指針となる考え方かもしれません!コンテンツマーケティングを現場で実践している方は必見です!(逆に、コンテンツマーケティングを全く知らない方には難しい話も多いかもしれません!)

去年のCONTENT MARKETING  DAY 2020では基調講演で登壇いただいています。コンテンツマーケティングにおけるビッグデータとセンスメイキングという題で、我々がデータをどう扱うべきなのか、どう示唆を出していくべきなのかについて語っていただいています。無料で視聴できますので、こちらも合わせてチェックください!

昨年度セッション本編


予告動画


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