見出し画像

【CM-Day Guide16】コロナ禍を経て、企業はマーケティング組織をどう変革すべき?株式会社LEAPT 戸栗頌平氏

こんばんは!コンテンツマーケティングアカデミーの池口です!いよいよ今週開催!登壇者の魅力に迫っていきたいと思います!

米国と国内。広い視野から解を見通す。マーケティング戦略からビジネスモデル変革まで

戸栗さんは元々Hubspot社の日本法人立ち上げに関わり、マーケティング責任者として創業期を牽引。その後フィリピンでラーメン屋の経験(!?)なども経つつ、株式会社LEAPTを創業されたそうです。ものすごい経歴ですね…!現在は企業のBtoBマーケティングの領域で、インハウスマーケターやマーケティング支援会社のコンサルティングを行われています。

戸栗さんは外資系の経験もあり、米国のマーケティングテクノロジーにも非常に精通されています。弊社書籍の『DX時代のコンテンツマーケティング』第六章にも戸栗さんに海外マーケティングの動向に関する記事を寄稿いただいています。

米国と国内どちらの動向も見据えている戸栗さん。コンテンツマーケティングとマーケティングテクノロジーは別々のものではなく、双方の距離間はますます近づいていくと語っています。ちなみに、米国の現状やトレンドは、日本のBtoBマーケティングを表すコンパス。5年から10年遅れて日本にやってきているそうです。

マーケティングテクノロジーは米国でもどんどん進化しており、No CodeやLow Codeのテクノロジーはどんどん進み、マーケターが行う業務が細分化されてきています。マーケターの業務は実務的な個所から、より上流の戦略的思考に力を注ぐ必要があると語ります。

細分化されたマーケター業務

またマーケティングテクノロジーのカンファレンスとして有名な米国MarTech のメディア chiefmartec.com によると、

テクノロジーが解決する領域は時間と共に増加していくため、今後のマーケターはより顧客との対話を行い、同僚と協力し合い、考えることに時間を費やすことになるだろう

https://chiefmartec.com/2020/12/martech-2030-trend-5-harmonizing-human-machine/

と述べています。つまりコンテンツ制作を量産することに重きを置くのではなく、コンテンツを何のために制作するのか、戦略設計とリレーションシップを深めるべきだと語ります。

米国で実際に起こっている変化を事例に上げられているので、根拠がない空想話ではないことが伺えます。今の日本ではコンテンツ飽和状態といいますか、いかに多数のコンテンツを作るかに重きが置かれつつありますが、5年後10年後、米国の組織体制が日本にも上陸することは想像がつきそうですね…。

書籍から少し戸栗さんの記事を取り上げさせていただきましたが、戸栗さんには他にも米国の動向やマーケティング組織、ビジネスモデルの変革に関して語っていただいています!気になる方はぜひ、書籍をチェックしてみてください!(弊社ページでは試し読みもできます!)

差別化しにくい製品・サービスを提供するBtoB企業が生き残るには?

戸栗さんのセッションはうおっ、、飛びつきたくなる内容、、といった題名。レッドオーシャンなBtoB市場において、自社が明確なポジショニングを築き上げるにはどうすればよいか?

コロナ禍で様々な変化が起こっていますが、セッションの中で私が特に興味深いと感じたのが「書い手の情報収集に変化が起こった」お話し。

コロナ後、製品・サービスの買い手は購買行動の約60%を事前に済ませてから企業にアプローチ・営業担当者と接触するようになったそうです。コロナ前は自らの情報収集率が約25%だったそうなので、非常に大きい変化ですよね。

こういった変化の話から、私たち企業側がどのようなビジネスモデルを考えていけばよいか。組織体制をどのように変えていけばよいか。非常に核心を突く話になっています。

また後半では、コモディティ化の中でビジネスモデルを変革した成功例として株式会社OKAN様と対談。元々お弁当の配送サービスという、差別化が難しかったサービスモデルから、今のサブスクリプションモデルに変容したきっかけは?ポイントは?こちらも見ごたえある内容になっています!

BtoB企業の現場担当者から、組織変革を行うビジネスリーダーまで、幅広く視聴いただきたいセッションです!

予告動画


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?