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データで振り返る年間100名採用

こんにちは、メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社の岩崎です。主に人事を管掌しています。

クラスター社は2022年に100名から200名まで人員が拡大いたしました。その約半数が開発組織に所属する人員構成となっています。

そんな1年間の採用実績の詳細について、今回改めて数字で振り返ってみました。細かい内容について、お取引のあるエージェント様からもよく聞かれますし、お会いした人事の方からもよく聞かれるのでこれを機に出せる情報は公開してみます。ぜひご参考していただければ幸いです。

大前提として、2022年の最初で中途採用に関わる正社員は1名、5月頃から2名で回していました。その周りに業務委託やアルバイト、派遣のスタッフが数名アシスタントとして協働しています。

応募数

HERPの全数値

エントリー7,729件というのは、弊社で使用しているATS(HERP)上の全数値です。こちらは正社員だけでなく、契約社員、アルバイト/インターン、業務委託、派遣等がすべてカウントされているのでだいぶ濁った数字になっています。

弊社ではこの中から追いかける対象を分類しており、社員候補だけを抜き出して算出した応募数が6,207件となります。

社員候補の応募数

3Qから4Qにかけて応募数が減っているのは、応募が集まりやすい(エージェント様が推薦しやすい)ポジションがクローズしたことや、ジュニアでも通していたポジションの採用基準をUPしたことが原因となります。

応募経路

次に、上記の応募経路を見ていきます。

社員候補の応募経路

こちらを見ていただくと最も多いのが「求人媒体」で49.5%と半数を占めます。(スカウト返信と自己応募を両方含んでいます)
具体的に弊社で昨年使った媒体は主に以下の通りです。

・BizReach
・キャリトレ(2022年末にサービス終了)
・Green
・Findy
・Wantedly
・YouTrust
・Meety
・AMBI
・リクルートダイレクトスカウト
・Forkwell Jobs
・LAPRAS
・LinkedIn
・AtCoder
・Paiza
・転職ドラフト

使ってみて自社との相性の良し悪しがあり、今でもほとんど活用していないものもあれば、利用前の期待値が低かったのに今では重要な応募経路になっているものもあります。各媒体の所感を知りたい場合はぜひ個別にご連絡ください!

また、応募で2番目に多いのがエージェント様経由で43.7%です。
実は2021年まではエージェント様経由の推薦はあまりなかったのですが、2022年の3月頃からテコ入れを始め、3ヶ月ほどでかなりアクティブにご推薦いただけるようになりました。こちらのテコ入れ施策については別途noteにまとめようと思っています。

入社決定経路

上述の応募経路と見比べていただきたいのが下記の入社決定経路です。
ちなみに決定人数が合計98名なので、「%」を「人」で読み替えていただくとわかりやすいです。

社員候補の入社決定経路

最も多いのが求人媒体で次にエージェント様なのは変わらないのですが、ここで見ておくべきポイントは2つです。

1つ目のポイントは、応募に占める割合からすると減ってしまうものの、ちゃんとエージェント様経由でも決定しているということです。どんなに推薦をしようとも全く決まらなければ徐々に注力度合いも下がり、最終的には推薦がなくなってしまいます。

エージェント様の社内でも一次面接の組める会社、決定実績のある会社にリソースを優先的に割り当てるのは当然で、特に複数の決定実績があると継続的に推薦をいただける関係になります。

2つ目のポイントとして、応募割合に対して社員紹介の決定割合が大きく上がっています。昨年はリファラルにも注力した結果、かなり社内メンバーの方にご協力いただけました。(社員以外の採用も含めると合計30名ほどご紹介いただきました)

プロセス推移

こちらが応募から決定までの、1年間累計の数値となります。
("追いかけ"ではなく"輪切り"での集計です)

プロセス推移

一面決定率

「何人会ったら何名決まるのか?」という弊社で重要視している指標の一つです。2022年は690名の方にお会いして98名が決まったので、一面決定率(=決定数/一次面接数)は14.2%でした。この数字自体はまずまずという感じですが、リファラルの割合を考えるとまだまだ歩留まりの悪い経路・媒体があるということなので、2023年はさらなる効率性を目指していきます。

内定承諾率

年間通しての内定承諾率は90.7%(98人/108人)でした。
10人内定出したら9人承諾いただけているという数値なので、客観的に見てもかなり優秀なのではないかと思います。

この高い承諾率の要因としては下記のようなものだと見立ています。

  • メタバース領域という特異性から弊社に絞って応募している(併願していても弊社本命が多い)

  • リファラル経由の割合が増えた

  • 社長面接も大半の時間をアトラクトに費やすことが多い

  • クロージングにパワーを割いている(役員・社内メンバーとの会食、自社サービス上での懇親会開催、オフィス訪問 等)

さいごに

いかがだったでしょうか。
思い切っていろんな数字を公開してみましたが、なかなか他社の実績データを細かく見させてもらうことはないので、もしこれを見て情報交換させてもらえる会社様があればぜひご連絡ください。

生々しい数字の話まで出せるかどうかはさておき、こういった採用や人事施策について情報交換しても良いよって方はTwitter等のDMで気軽にご連絡ください。