数学でつまずいたら前学年の範囲に戻るべき?(どうやって?)
はじめに恐ろしいことをお伝えしておくと、数学のつまずきは「心を入れ替えた」程度で解消はしません。
具体的にいうと、例えば理科。今回の範囲(光・音・力)は壊滅的だったので、次回(大地)は挽回しよう!というのは簡単です。単元間での関連性が少ないので、ゼロからやってもしっかり得点できます。
しかし数学は違う。今回(因数分解)は最悪だった。次回(二次関数)は頑張ろう!と思って、二次関数を必死に勉強しても得点はできません。二次関数を解くには因数分解の知識が必要だからです。この場合、単元間の学習時期が近いのでなんとか挽回はできるかもしれませんが、中1、中2にサボってしまい、受験期に「さて、やるか」というのはほぼ無理。無理なのに「受験生なんで心を入れ替えて頑張ります」という生徒のなんと多いことか…。
そんなわけで、特に長期休みにはしっかりこれまでの範囲を復習することが大事です。とは言っても、学校や塾で本腰入れた対応をしてくれるところは少ないので、自分でやるしかない!ということが多いでしょう。前の学年の問題集などを本屋さんで買ってくるのが一番手っ取り早いですが、そもそも解けない問題に1人で立ち向かうのは辛い。そんな時はYouTubeを使いましょう。ありがたいことに数学の授業は非常に充実しています。ただ、YouTubeだと気合い入んないんだよな…という人や、そんなんで勉強できるはずがない!とお思いの保護者さまも一定数いらっしゃると思います。そんな方におすすめなのがスタディサプリ。月額2000円くらいで全学年の授業を視聴することができます。
どの方法を取るにしても大事なことは、少しでも怪しいと思ったら必ず戻ること!それが小学校の範囲であろうが、カッコつけずに戻ること!です。
数学に限りませんが、「わかったフリ」がいちばん最悪。上記の方法はこっそりやれるので、妙なプライドを捨てればできるはずです。頑張ってください。
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