【5日目】 プロポーズ予定の彼が、女と同棲していることが発覚
ここ数年間の中で、割と1番の衝撃だった。
ガリ久に、同棲している女がいた。
あ、いや、でも先日起こった『彼氏が人として終わってる事件』のほうが、よっぽど衝撃だったかな。
べつに大したことないや。だって、彼とその女はもう、終わっているのだから。
▼ 同棲発覚
私「GW帰ってくるの?ご飯行こうよ!」
ガリ久「おー!GWは帰れないけど、それ以外の時期に帰るからご飯行こう!」
という久々のLINEを交わして数日後、彼からこんな質問が送られてきた。
ガリ久「彼とはどうなった?」
………えっ、どの彼?
と反射的に思った。
もしかして、私が1年半前に付き合っていて、本を出すという秘密(?)をバラされた「吹聴系元カレ」のことを言ってるんだろうか。
ガリ久、君は知らないだろうけど、1年前に君と最後に連絡を取り合ってから、私はさらに2人の男(イケメン&イケメン)と付き合ったんだよ。
吹聴くんとは、もうとっくに終わってる。
なんなら今、連絡が途絶えて自然消滅しかけてるけど、私には一応彼氏がいる。(例の倫理観アウト事件から現在まで10日間、お互いに一切連絡を取っていないので、実質もう破局してると思うけど)
でもまぁそんなことまでわざわざ伝える必要はないので、私は訊かれたことだけに答えた。
するとその後のやりとりで、例の衝撃の事実が発覚する。
彼女できて、同棲して、別れた!?
が、まだ別で住む家が決まってなくて、いまだに一緒に住んでいる、と…
これは本当にかなり意外で、LINEが届いた瞬間「えっ」と声を上げてしまった。
▼ 2つの感情
この事実を知った瞬間、私の中には
①「女性関係 生涯私だけかと思いきや、やるやん!そうそう、そうやって他の女とも付き合ってみて欲しかったんだよ!」
という喜びの感情と、
②「しかし去年の今ごろは私に言い寄ってきてたのに、わずか1年足らずで交際、同棲、そのうえ破局?それ本当に別れとるんか?」
という複雑な感情が入り乱れていた。
①に関しては、私はずっとそうして欲しいと思っていた。他の女と交際して、恋愛経験を重ねて欲しい。
以前交際していたとき、ガリ久は恋愛経験ゼロの童貞ゆえに"まだ見ぬ理想の誰か"と私を比べて、「こしきは短気すぎる」だの「女子がそんな暴言を吐くなんて」だの、「はーこれだから童貞は…(夢見んなや)」と思わざるを得ない言動が多々あった。
だから私は、一度でいいから彼に他の女と付き合ってみて欲しかった。
あのね、女に告白もせず、2年以上一緒にいるのに名前すら呼んでくれないドドドド陰キャな男を受け入れて、4年もの間笑顔で一緒にいられる女なんて、私くらいしかいないんだよ。
そのことを知るために、「通常の女は、自分とそんなに長い期間仲良くしてくれないらしい」ということを知るために、この経験は彼に必要だったと思う。
▼ ちなみにその頃、私は女友達と別れの原因を予想していた。彼女はガリ久のことを「ダークサイド」と呼ぶ(ダークサイドに落ちたかのごとく根暗な表情をしているから)
▼ 一緒に住んでる男女の「僕たち別れてます」は信用ならない
一方で、②「彼女できて同棲して別れた!?はや!本当に別れとるんか?」に関しては、今も少しだけ不安に思っている。
だって、本人がいくら「別れた」「ミスった」と言おうとも、結局は男女が一つ屋根の下で一緒に生活している(なんなら今だに同じベッドで寝ている可能性も高い)わけで、その状況での「僕たち別れてます」は信用ならない。
どれだけ別れ話を進めていようとも、彼らは短期間で同棲するほど親しくなった男女に違いないので、ある日コロっと「やっぱり別れるのやめた!やり直そう!」となる可能性も全然ある。というか、通常8割がたそうなる。
男と女なんて、セックスしたらハイ仲直り!なんだから。
そもそも、どちらかが「こいつ本気でムリ」と思って別れていたら、別れが決まった時点で1人さっさと家を出て、新居が決まるまでの間ホテルとか漫画喫茶にでも寝泊まりするよね。
それをしていない時点で、いまだに同じ部屋でちゃっかり寝ちゃってる時点で、彼の「別れた」には若干疑いの余地がある。
……が、おそらく私が1年越しに彼に連絡をしたことで、彼らの別れは確実なものになったと思う。
偽物のブランドバッグを持っていた人間に、本物のブランドバッグを買い与えた状況に近い。
偽物のブランドバッグ、もう全然要らない。今までありがとう、さようなら。
本物をゲットするまでの"ツナギ"としてのお勤めご苦労さまでした!状態になるので、今の私は「偽ブランドのほうが良いって言われたらどうしよう…」みたいな不安はさほどない。(それでもやっぱり男女間は何が起こるか分からないので、一抹の不安はあるけど)
▼ 「この人が他の人と家庭や子供をつくるのは、だいぶ淋しい」
この「元カノと同棲してますLINE」を受け取ったのは、プロポーズを決意してから4日後の5月9日(日)のことだった。
その際に「来週の土曜日に電話をしよう」と言われているので、つまりその土曜日とは、この記事が公開される5月15日(土)のことになる。
もしかしたら、もうその電話で結婚の話が決まるかもしれない。
決意からわずか10日目にして、ノリと勢いだけで私から言ってしまうかもしれない。
いや、本当は、ちゃんと対面してから言いたいんだけど。だって指輪も買ってるし。(次回の記事で公開予定)
ガリ久と、同棲している元カノ(以後、偽ブランドちゃんと呼ぶ)との関係が今どうなっているのかを探りつつ、あと95日以内に会う算段を取り付けないといけないから、その日の電話は少しだけ緊張する。
万が一、「やっぱり仲直りしました!これからも偽ブランドちゃんと一緒に住みます」とか言われたらどうしよう。
かつて、私に彼氏がいる話や、その人と婚約して新居を探している、すぐに子供をつくりたい、という話を聴いたときのガリ久の心境は、こんな感じだったのかな。
ガリ久の同棲話は、「あ、この人が他の人と家庭や子供をつくるのは、だいぶ淋しい」という気持ちを知れたので、私にとっても良い経験になった。
▼ 次回、ガリ久に渡す指輪を公開💍
もし記事がおもしろかったら、伝えてもらえると嬉しいです🥰 ※近日中に個別でお礼のメッセージをお返しします💌