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「好きな食べ物は?」と訊かれたら、パルミジャーノ・レッジャーノと答えている理由

私は合コンのような初対面の男女交流会に限らず、コミュニティ内の飲み会だろうと、友達とのランチ会だろうと、人生で何度となく訪れる「好きな食べ物は?」という質問に、必ずこう答えている。

「パルミジャーノ・レッジャーノです」

正直この記事はずっと書きたくなかった。

なぜなら、この発言1つで私は身バレしてしまう可能性があるから。パルミジャーノ・レッジャーノバレという前代未聞の事態に陥ってしまう。
それくらい、いつもこう言ってきた。過去に私と宴席を共にした人たちは、一瞬でピンときてしまうと思う。

じゃあなぜ私がいつもこう返すかというと、これから私の持論をつらつら書いていく。別にノウハウとかじゃないよ。でも宴席での振る舞いとして、間違ってはいないと思う。

▼ 男は「からあげ」、女は「オムライス」とのたまう世界で

もちろん、"こういう変わった返しをしたほうが自分に注目が集まる"とか、その辺まったく考えてないわけじゃないけど、別にそれならもっといい食材があると思う。「キャビア」とか。

パルミジャーノ・レッジャーノごときでは、貴族か!というツッコミももらえないし、下手したらどんな食材かピンとこない人もいる。

でも一方で、私はこう考えている。

ピンとこない人がいるくらいの食材がちょうどいい

そもそも「好きな食材は?」というくだらない質問が来てる時点で、その宴席はもう限界に近い。
大して盛り上がっていないか、あるいは個人への質問ラッシュで間を繋ぐ段階にまでなってしまっている。

そうでなくても、飲み会でそんなことを訊ねてくる理由は1つ、"ただネタが欲しいだけ"
なんとなく、みんなが会話の糸口を探っている状態。
大人数の合コンであっても、アプリで出会った人と2人っきりの食事であっても、質問主が望んでいるのは、「その後の展開のある会話」だけだ。

そこで「好きな食べ物?カレーと唐揚げかな」なんて言おうもんなら、『ふーん』で終わってしまう。(私が見てきた限り、男性の8割はこう答えてしっかり場を白けさせている)

一方で、女は「オムライス!」などと答えて『かわい〜w』待ちをする。私はその空気がすごくニガテ、いや嫌いだ。

だからと言って「塩辛」「南蛮漬け」などと言って、"私、見た目は女子だけど中身おっさんなんだよねアピール"をする女子はもっと嫌いだ。百歩譲って人様がする分には良くても、自分は絶対にそうはなりたくない。

▼ 私が感じているこの会話のセオリー

そのため私は個人的に、

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