燃え殻(2021)『これはただの夏』新潮社

これまで辿ってきた毎日の先に、ただ今日があって、それはもう決して変えることのできない事実なんだと、今さら考えるまでもなく当たり前の日常を生きている。大人になるってそういうことなのかもしれない。

流れついた現実に突然起こるボーナスステージのような出来事の日々が割り込んできて、一つの季節を過ごすことが出来るのだったとしたら、それは忘れがたい幸せな記憶になるのかもしれない。またいつもの毎日に戻るとしても。

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