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clryk
2022年4月16日 17:08
思春期の少女たちの成長を、北海道の清らかな山上の学校を舞台に描く物語。二人の主人公の、人に言わない心の重荷はどれも親に起因するもので、家庭の禍を中高生時代の出会いで乗り越えていくことはどこまで出来るかを書く。痛みも、苦しみも、絶望も自分だけの持ち物ではない。人との出会いの中で、自分自身を相対化して心を楽にしていくことが出来る。どうしてもそこから動けないのなら、置かれた場所で咲きなさいと優しく語