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clryk
2019年7月4日 20:47
道徳的によいことは何故推奨されるのかというところから、最終的に道徳は虚構であり、全ては利己的なものが支配していると主張する本書。そして、利己主義の例外は他者への利益供与を目論む「愛」の状態だとしながら、その場合は道徳を推奨しないことを求める。一見すると核心を突いているようだが、筆者もまた議論を回避している一つの前提を持っているように思えてならない。むしろ、哲学というものはいくら革新的な見方