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投獄経験豊富な祖父のお話し

私の父方の祖父は、戦時中に兵隊さん達に向かって

誰も殺すなよ! 自分もうまく逃げて生きて帰って来いよ!

と叫んでは投獄されていた、あるお寺の住職(笑)

未だ10歳くらいだった父は、祖母が作ったお弁当をよく牢屋に持って行ったんだそう
ウチの父も、祖父も声が太くて艶が有って 本当に良い声をしていたのだけれど、祖父の代わりに檀家さんの家を廻ると、さすがに子供だからお布施が少なかったらしい

祖父は、元々は『真珠の御木本』の腕のいい職人で
天皇家に奉納するティアラの制作を任されていた
有る時、火災だか地震だかの災害があって、その大事なティアラを仕事場に置いたまま避難したら、御木本さんに怒鳴られたらしい
その時祖父は、ティアラは作り直せるけど、自分が死んだら元も子もないと反論したという

お陰で私も生まれて来れた 有難うおじいちゃん❤

お寺の仏像を棒でガンガンたたいて、こんなもんに拝んでちゃダメだと言ったりするような、都都逸が好きな破天荒な住職だった

それに引き換え、父は真面目を絵にかいたみたいな人だった

ぶっ飛んでるのは隔世遺伝するみたいだ・・・

人生、楽しむために生れて来てるんだよね
楽しもうね

裕 ドイツの自宅から  今日の夜はパスタにしよう

人間は、デコボコがはっきりすればするほど本当の仲間に出会いやすくなります。 へこんでいる所を無理やり大きくしようとしたり、出っ張っている所を削ろうとするなんて勿体ない。 文句の多い人は、細部に氣が付く才能、ぼ~っとするうっかりさんは、緩むことの大切さを知っている天才です。