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『続 窓ぎわのトットちゃん』黒柳 徹子



とても良かった。
愉快、痛快、時々しんみり。
全てのエピソードが映像を伴って胸に迫って来た。

戦争体験を綴った「十五つぶの大豆」「スルメ味の戦争責任」「パパの出征」「東京大空襲」は哀しみで胸が締め付けられた。

ママとはぐれ、たった一人で疎開先の青森へ向かうトットちゃん、その時の心細さを想像しただけで苦しくなる。

終戦後、更に逞しくなっていくトットちゃんとトットママ。
苦境に立たされても知恵と柔軟性で乗り越えていく姿が魅力的。

後半のエピソードは、これぞトットちゃんと思える面白話が満載。

長く読み継がれて欲しい素敵な作品。




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