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#9.資金調達成功(その1)
店舗オープンしてまもなく、資金調達ができました。
当時手元には運転資金の50万程度しかなく、しかもコロナ禍の緊急事態宣言で店舗休業していたので
調達出来なかったらもしかしたら倒産してたかもしれません。
具体的には、現在取引している銀行である
城南信用金庫
こちらに最後の頼みの綱という思いで行きました。
他の信用金庫(最寄駅の反対側にある信用金庫です。あえて名前は出しませんが)は、通帳作るのさえ窓口で断られたのに
城南さんは親身に話を聞いてくれて、融資をしてくださいました。
融資実行まで約1ヶ月
具体的な金額は言えませんが、運営資金としては固定費の6倍程度と十分な金額でした。
その後も資金繰りはギリギリでしたが、なんとかお客様もついてくださり損失額を抑えられ、年明け頃には黒字化を達成出来ました。
ちなみに、11月頃には損益分岐点に近づいたため、再度城南へ追加融資を受けました。
今回は運転資金もありましたが、HPの改修や内装工事・トレーニング機材の費用がメイン
オープン当初はHPと内装が自前でしたので
これでようやく今の店舗の設備となりました。
またその頃にターゲットを修正し
コロナ禍でフィットネスクラブ離れが続き
運動不足となったライトトレーニング層をコアターゲットに設定
運転資金でチラシのリニューアルやポスティング、web広告を強化して
新規顧客のペースを上げていくことに成功しました。
やはり資金調達をすることで資金繰りは安定し
こういったマーケティング施策を打つことで売上の拡大に貢献するんだなと
この時に、オープン時の資金不足時と、資金調達後の違いも肌で感じることが出来たのも
後のプラスになったと感じました。
ちなみにですが、この資金繰りにはもう一つ大きなポイントがありました
それは「複数事業」を持っていたこと
以前のnoteにお話の通り
私はプライベートジム以外に訪問マッサージやスポーツトレーナーの育成などを行っていますが
起業当初から前職のスポーツトレーナー育成事業を引き続き業務委託契約で継続していました。
そのため、もちろん時間の拘束はありますが
ある程度まとまった報酬を得ることも出来ました
特にコロナ禍で店舗休業や、顧客がなかなかつかずにプライベートジムが単体で赤字の時期が続きましたが(約9ヶ月程度)
その間、ジムだけではなく育成の事業や
訪問マッサージ事業の立ち上げ準備など
今後に繋けていくための他事業運営を並行していき、会社全体の収支を安定させていきました。
それも起業当初からスタッフを1名社員としていたので
店舗をスタッフに任せて私が外の事業をする
そういう体制を取ることで実現しました。
そのため、起業当初からいるスタッフや前職(業務委託)には大変感謝しています。
もちろん人件費がその分あがったり
私が外の活動をしている間店舗の売上に貢献できなかったりといったこともありますが
目の前の資金繰りが少し楽になった部分は大きかったです。
なので、これから起業する方で手元資金が十分でない方は
他事業も並行して走らせながらジムの運営をしていくことをオススメします。
もしくは資金調達がうまくいかなかったことを考えて、運転資金は6ヶ月分以上は持つことかなと思います。
そんなこんなで2020年12月
無事会社として第一期決算を迎えることができました。
収入663万円ー支出930万円=-267万円
第一期は267万円の最終赤字となりました。
なお手元資金は約190万円でした。
(月商倍率約2.5倍、固定費率約4倍)
次回は第二期の計画について話したいと思います
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