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【短編小説】分断がある国 あとがき

 みなさま、物好きにこのあとがきまで来てくださって本当にありがとうございます!

 【短編小説】分断があった国はいかがでしたでしょうか。
論理が破綻しているところがなければ良いのですが…(笑)。



 さて、私が最近考えていることなんですが、

「相手が自分と別の世界の住人だと感じる」時ってないですかね?

 私は結構あって。
出会った瞬間、「あーなんかこの人とは話が合わないかもな」みたいな(笑)

でも、話してみると意外と話があうじゃん!ということもあるんですよね。

 だから今回、この短編小説を書いていて、自分自身にも反省させられるところがありました(笑)。

 私が一番生きづらかった時、思っていたことは
「自分と話が合う人がいない」
「誰も自分を分かってくれる人はいない」
ということだったんですよね。

 でもそれって、今から振り返ると、相手と関わることを諦めていたように思うんです。

 相手が自分と異なる存在だと決めつけて関わらない。
 だから永遠に他者と分かり合うことはできない。

 少女がいうように、自分と他者が違うことをコミュニケーションの免罪符にしていたのかもしれないですね。

 誰かとコミュニケーションをするって、面倒だったり傷ついたりするときも往々にしてあります。
 私はけっこう今まで、ずっとその負の側面に目が行きがちでした。

 でも、勇気をもってコミュニケーションをしてみる。
 自分が考えていることを言ってみる。

 そうすることで、「自分と別の世界にいた彼/彼女」が「自分の世界」と接点があることに気づく。

 コミュニケーションというのは、別の世界に住まう異質な人が、接点を見つけ、同じ世界を見れるようになるための営みなんじゃないかと思ったりもします。

 「【短編小説】分断があった国 」では、そういうことを表現できたらな~、と思って書きましたが、私の意図に限らず、みなさんが何かしら感じるものがあったらとても嬉しいです。

いろいろと書いてしまいましたが、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございました。
みなさまの今日一日が良い日となりますように!

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