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2024年3月 ロンドン旅行 - 4日目
Hampstead
ホテルで3回目の朝食をいただき、West Bromptonから地下鉄でHampstead(ハムステッド)に向かいます。
Hampsteadは、ロンドン北部に位置するエリアで、豊かな自然と歴史的な建物で知られています。
今回は行きませんでしたが、広大な自然公園であるHampstead Heath(ハムステッド・ヒース)、多くの著名人が居住していた家や博物館など、見どころ満載の街です。
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お店や裏路地を眺めながら坂を下り、Belsize Park(ベルサイズ・パーク)を通過して、Chalk Farm(チョーク・ファーム)へと歩を進めます。
Chalk Farm
Chalk Farmは古来語Chaldecote(=Cold Cottages:冷たい小屋)に由来する地名を持つ、各所へのアクセスが抜群に良好なエリアです。
何故、「冷たい」のかは不明なのですが、Hampsteadを訪れる旅行者が宿を取った場所(小屋)という説があるそうです。
余談も余談ですが、古来語に由来する地名では、他にもロンドン北部に位置するFincheley(フィンチリー)に小鳥が住む森という意味があるらしいです。初めてそれを聞いたとき、とても可愛らしくて、おしゃれだなと感じたことを憶えています。
目的のお店を目指して、西側の高級住宅地Primrose Hill(プリムローズ・ヒル)の方向に進みます。
Melrose and Morgan
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Melrose and Morgan(メルローズ・アンド・モーガン)は、良質な食材やキッチン用具を扱っているお店です。
人気のトートバッグやジャム等を購入して退店。
そのまま南下していきます。
Camden
パンクの街、Camden(カムデン)。
1970年代からパンクロックの震源地として知られ、その革新的で反逆的な精神が今も街の隅々に息づいています。
セックス・ピストルズやザ・クラッシュといったバンドも、Camdenのライブハウスで頻繁に演奏していたそうです。
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Camden Market(カムデン・マーケット)は、アートや古着、ストリートフードなどが楽しめる市場です。
昔、ここの屋台(飲食店)でバイトをしていたことがあるのですが、マーケットはどのお店の人たちも気さくで、すごく楽しかったです。
ただ、マーケットが南北に分かれていて、私はCamden Lock(カムデン・ロック)がある南側の店舗で働いていました。北側のマーケットにもお店の宣伝に行こうとしたことがあったのですが、入ったらすぐに怖いお兄さん5人くらいに囲まれて、「南の店は北で営業するな」と突っ返されたことがありました。そのときは腹立ちましたが、今考えれば、縄張り意識がはっきりとした市場だったんだなと思います。
そんなことを思い出しながら北側のマーケットに行ってみると…なんと、マーケットがなくなっていました!
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なくなったというより、正確には生まれ変わったというべきでしょうか。
新しく北側にできたHawley Wharf(ホーリー・ワーフ)は、2021年に開業したショッピングとエンターテイメントの複合施設です。
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なんかモダンな装いです。パンク感溢れるCamdenに、新しい風が吹き込む存在ですね!
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個人的に最もセンスを感じたお店がこちら、Bricklane Bagel Coです。
Tubeのデザインに見立てた看板が非常におしゃれ。
King's Cross
Camdenからさらに南に進み、King's Cross(キングス・クロス)に到着。
ロンドンの主要な鉄道駅、King's Cross駅とSt. Pancras(セント・パンクラス)駅があります。特に後者はユーロスターの発着駅として有名です。
このエリアはかつて産業地帯としての役割を終え、放置された荒地が目立っていましたが、2012年のロンドンオリンピックの準備を皮切りに再開発が加速したという背景があります。
現在、Googleのオフィスも建設中です。推定コスト200億円、なかなかヤバい規模の施設になる見込み。
Coal Drops Yard
Hawley Wharfに続き、こちらCoal Drops Yard(コール・ドロップス・ヤード)も、2018年開業の比較的新しい施設です。
石炭倉庫を再開発して、現在的な商業施設に変身させたという、実に趣に満ちたスペースです。
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散策・ウィンドウ・ショッピングを満喫し、北西の方角に歩きます。
Word on the Water
お次は船を改装した本屋さん、Word on the Water(ワード・オン・ザ・ウォーター)です。
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船内にも本棚があり、最奥の部屋にはなんと暖炉があります。
水に浮かぶ本屋さんというコンセプトだけでも十分以上に素敵なのに、内装までとんでもないレベルのおしゃれさ!素晴らしいです…!!
帰りがけに、妻が三島由紀夫の真夏の死の英語版を購入。我が妻ながら、センスあります。
Costa Coffee
最近日本にも進出している、Costa(コスタ)で休憩。
Costaというとスペインの地名のように思えますが、実際はコスタ兄弟によって創業されたイギリスのコーヒーチェーンです。
イギリスでのCostaの立ち位置はStarbucksに近いものがありますが、前者が国内市場の強さを持つのに対し、後者は国際的なブランド力が高いです。
2018年にかのコカ・コーラ社がCostaを買収したことにより、今後はCostaも世界展開が進むとされています。現に日本には来ましたしね。
なお、私はスタバよりコスタの方が好きです。
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軽食を平らげ、地下鉄でTottenham Court Road(トテナム・コート・ロード)駅に移動します。
Tottenham Court Road〜Oxford Street
Tottenham Court Road駅で下車し、Oxford Circus(オックスフォード・サーカス)まで散歩します。
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駅で見かけた、舞台版「千と千尋の神隠し」のロンドン公演の広告です。
未だかつて、これほどまで作品の本質を直接的に表しながらも、どこか幻想的で、美しさと儚さを併せ持った公式ビジュアルを、私は目にしたことがあっただろうか。いや、ない。あるわけがない。
どこの天才が描いたのかわからないですが、心を震わせる、大変素晴らしいビジュアルでした。
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こちらはOxford StreetのIkea(イケア)。
まだ準備中で、2024年秋に開店のようです。
これもこれでまたすごいセンスです。
前日にthe Design Musuemに行ったときからわかってはいたのですが、やはりロンドンには卓越したデザインセンスが集まっているんだなあと実感。
Liberty
Liberty(リバティー)は、チューダー様式の建築が目を惹く、高級百貨店です。ファッション、アクセサリー、美容製品など、幅広い商品を取り扱っています。特に、独自のファブリックやコラボレーション商品が人気です。
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堪らず欲しくなり、このシャレオツな缶のEnglish Breakfast Tea(画像左側に積まれてる缶)を購入。ウキウキしながら次の目的地に移動します。
Huffkins & Cafe Tea Rooms
Oxford StreetのJohn Lewisというデパートに入っている店舗です。
Huffkins(ハフキンス)は、1890年代にCotswolds(コッツウォルズ)で創業された、イギリスのティールームです。伝統的なイギリスのパンやケーキを楽しむことができます。
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大人気のジュートバッグを買います。実にアイコニックなバッグです。
Marylebone
John Lewisから北上し、Marylebone(メリルボーン)地区に入ります。
本日最後の目的地はDaunt Booksです。
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ここでも妻がバッグを購入。素敵です。
私は本を2冊買いました。
1冊目は、ティファニーで朝食をの布装丁本。
ちなみに、妻がWord on the Waterで買った真夏の死も同じ布装丁シリーズです。これ、すごく特別感あって良いです。
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2冊目は、LONDON Block by Blockというガイド本です。
この手の書籍に明るいわけではないのですが、少なくてもこれまでに私が見てきたものの中では最もデザイン性が高いガイド本です。
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いつかこんな本を出してみたいと思わせられる一冊。
今後の勉強のため、即購入…したのですが、何気にKindleで買うとすごく安いことに後から気付きました。いや、紙媒体でも欲しかったし、電子版はテキストの位置調整がちょっとおかしかったりもするので、別に買ったこと自体は何も問題ないのですが、海外本でも日本でKindleで買った方が安価で手に入ることもあると知って驚いた次第です。
Baker Street
帰路に着きます。本当はBaker Street(ベイカー・ストリート)も回りたかったのですが、各所で時間を使いすぎてしまい、タイムオーバー。
とはいえ、楽しかったので、悔いはないです。
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シャーロック・ホームズ像を撮ってみるも、暗くてお顔が写らず。
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Baker Street駅から地下鉄でWest Brompton駅に移動。
ホテルに戻り、帰り支度をします。
おわりに
5日目は早朝にホテルを発って、ヒースロー空港から香港経由で関西空港に飛んだだけなので、割愛します。
久々のロンドンはとても楽しかったです。
今は円安がかなりきついので、次回はもう少し穏やかなときに旅行したいです。
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