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何もない、それがある ~無人駅編~

私の生まれた育った町、北海道にある豊頃町。
そこにある、豊頃駅。無人駅
です。
無人駅から"汽車"に乗ったことのある人はどれくらいいるだろう…?

帰省した前日が大雪だった為、中学生ぶりに豊頃駅から帯広駅まで”汽車”に乗って行くことにしました。



まず、駅内はこんな感じ。

青いベンチしかありません。

中学生の時には気付かなかった、何もない良さがあります。
サスケの青いベンチでも流してみてください。なんだか豊頃駅の事を歌ってるみたいに錯覚してきますから。そんなはずはないけど、そう見えてきますから。


そして、時刻表。

スカスカで見やすい。

8時22分を乗り過ごしたら次は12時19分です。友達とランチに間に合わせるためには8時台に乗るしかありません。時間によゆーーーーーぅを持って向かうことにしました。


そして、改札がない無人駅。
どうやって“汽車”に乗るのか。

整理券を汽車の中で貰います。

バス方式ですね。今の時代バスでもあまり使わない方式です。整理券を無くさないように何処に入れようか悩む感じ…中学生を思い出してきました。


そして、私も!?!?となった“汽車”のドア。

(開)ボタンを押さないと開きません。
 

突っ立っていたら、母親からボタン押すんだよ!!と突っ込まれました。
乗る人があまりいないので、全駅開ける必要がないのです。


“汽車”の本数も少なければ、ドアも自動で開かない。不便と言われればそうかもしれない。


それでも“汽車”の中は穏やかで、

他愛もない話をしている2人の女子高生。
新聞を広げて読んでいるおじさん。
窓の外を眺めているおばあちゃん。


ゆっくりゆっくりと時間が過ぎていて、
何もないからこそある余白
が居心地の良い1時間でした。




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