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資本政策は戻れない

これよく言われていることですね。
実際に資本政策を作ったことがある起業家や投資家の方々は肌感覚として理解できると思いますが、これからですって方はどのように先を見通していけば良いのか、なかなか難しいのかもしれないです。

つい先日、あるスタートアップへの出資を検討することになり、その会社さんの資本政策を拝見したところ、事業スタート直後に外部株主が普通株で80%シェアとなる増資をしていて、ちょっと震えました。
まだこういうことがあるんだな、と思ったのがこの記事を書いたきっかけです。

とりあえずお金を集めなきゃ、が先に立ったのだろうとは思いますが、将来もし事業がうまく成長したら、とてつもない後悔をすることになります。
資本政策は、正確には、後戻りできないわけでなく、是正するには結構な労力とお金が必要になるという感じでしょうか。
加えて、もし事業が計画通りにうまく進捗していると、なかなかタフで嫌な交渉になります。
外部から資本参加してもらうということは、会社が自分のものではなくなるという、当たり前の事実をこのタイミングで実感することになるんですよね。

お金の調達で何がベストか分からなければ、その道の(複数の)専門家に相談する。
これは本当に大事なことだと思います。

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