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どうすればCFOになれる?

先日、ある若い会計士の方から聞かれました。

自分のこれまでを振り返ってみたところ、最初は税理士として社会人デビューし、泥臭い中小企業の税務顧問業務から、節税スキームの開発や販売まで、税理士としては比較的幅広の仕事に携わりながらもその後はVCに転職。
投資先開拓に励み、その投資先のご縁でスタートアップにジョインしたのがCFO人生の始まりという感じです。

特にCFOになりたいと思ったこともなく、実は名刺の肩書にCFOと入れたこともありません。(海外の方にポジションの説明をするのがめんどくさくなり、途中から名刺裏の英字面にのみCFOと入れましたが)

私の場合、細かな税務運用に詳しい優秀な税理士の方々とずっと戦っていくのは大変だな、そういうのは向いてないな、という思いから税務の世界から離れ、かといって、VC時代にたくさんお会いした、ゼロからイチを生み出す起業家のようには突き抜けられないなという考えから、それまで培った知見で彼らをサポートする役回りに自然と落ち着いたという感じです。
ただ、そこに確かに自分が必要とされる居場所があったのは幸運だったと思います。

自身を振り返っても、場が人を作るというのはあるんだなと感じています。
一定のスキルを積み上げたら、いろいろ考えずにまず飛び込んでしまうのが良いのではないですか、とその会計士の方にはお答えしました。
適切な時に適切な場にいれば、あとは努力が運を引き寄せるんだろうと思います。その運をうまく掴めるかどうかは別の話かもしれませんが。


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