乳製品・卵不使用アイスの試作｜製菓衛生師の若岡聡子さんと

中小機構の販路開拓コディネート事業のフォーローアップ支援という少し難しい名前の支援プログラムに採択され、CLOSERを使った新しい事業の検討をサポートいただけることになりました。（やった！）

その活動の中で、今回、CLOSERを使った新しい可能性検討として、乳製品や卵不使用でのアイス作りに初めて挑戦しましたのでご紹介します。

一緒に開発をお手伝いいただくのは、スイーツをこよなく愛し、フランスで修行を受けられるなど、お菓子の世界で凄いキャリアを持たれているパティシエであり、菓子衛生師の若岡聡子さんです。

楽しい実験が、本町にある中小機構の近畿本部の事務所で行われましたので紹介しますね、

今回の目標は、ハーゲンダッツのストロベリーのコクのあるアイス！乳製品や卵などアレルギー表示対象品目を一切使わずCLOSERを使ってどこまで達成可能か？に挑戦！！、まずはやってみましょう！

使用する材料は、ココナッツミルク、いちごジャムとこめ油のたった３種類、しかもオフィスでの実験なので調理器具はほとんど無し！これでできるのかな？（不安）

まずは、ココナッツミルクの缶を振り、ボールに取り出し分離がない状態までにかき混ぜました。缶に入ったココナッツオイルって半固形だったのですね、初めて知りました。

まず最初の実験です。ボールでかき混ぜたココナッツオイルをCLOSERで混ぜ、味覚の変化を確認します。CLOSERで乳化することで、

・クセを減らす
・まろやかにする
・コクを出す

を狙っています。さあ？どうでしょうか？CLOSERで混ぜないもの、１分混ぜたもの、３分混ぜたものを作り試飲してみますね、ご紹介が遅れましたが、この実験にはサポートいただいています中小機構のチーフアドバイザーさんとスタッフの２名にも参加いただいています。

CLOSERを回すと、すぐにココナッツミルクの粘度が下がってサラサラになっていく様子が見えます。ミルクに含まれる油がホモ（均質化）される状態かな？

結果は驚きでした。ココナッツミルクそのままと、CLOSERで混ぜたものでは、

・サラサラの液体になった。
・ココナッツミルクの癖の強い風味がまろやかになった。
・なめらかの舌ざわりになった。
・甘さが増した。
・香りが変わった。生のココナッツ感？？？

といった試飲した４名の感想でした。これはアイス作りもが期待できそうです。

次に、このココナッツミルクとこめ油をＣＬＯＳＥＲで混ぜた材料も準備し、いよいよアイス作りです。下記の４パターンで食べ比べします。

①ココナッツミルク&ジャム
②ココナッツミルク&ジャム（クローザー3分）
③ココナッツミルク&ジャム&米油5ml（クローザー3分）
④ココナッツミルク&ジャム&米油20ml（クローザー3分）

さあ？どんあ仕上りになるかな？これを冷蔵庫で２時間休ませ、完全に凍ったZIPLOC（袋）内の試作品を砕いていきます。

ここでも明らかに違う現象現象が現れました、そのままのココナッツミルクを使った試作品をZIPLOCを折り曲げると試作品が割れますが、CLOSERで混ざたものは割れません。これは味も期待できますね！

いよいよ食べ比べですが、予想以上の驚きの結果が出ました。

①ココナッツミルク&ジャム･･･ココナッツオイルの癖があるものの、いちごジャムが良い仕事をしていて美味しい。シャーベット感あり。
②ココナッツミルク&ジャム（クローザー3分）･･･ココナッツオイルの癖が減り、ココナッツの香りも強くなった。
③ココナッツミルク&ジャム&米油5ml（クローザー3分）･･･油感は全くないく明らかにコクが増しています。また、更にココナッツミルクの癖も無くなりまろやかに感触になった。
④ココナッツミルク&ジャム&米油20ml（クローザー3分）･･･これは抜群に美味しく仕上りっています。濃厚で癖がなくクリーミー！！！

今回、３種類の材料だけで、砂糖などの調味料も全く使わず、CLOSERの乳化効果を確認しましたが、驚きの結果でした。今後更に、若岡さんとんと一緒に”お菓子作りの常識を覆す”をテーマにCLOSERの魅力を引き出していきたいと思います。

中小機構の皆さま、若岡様、今回は非常に楽しい実験が出来ました。ありがとうございました。次回も是非、よろしくお願いします。

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