プラトニック婚、表の自分と対峙する。
独身の方々(知人以上お友達未満くらい)とお食事に行って参りました。
マウントをとるつもりは微塵もないのですが、便宜上「独身」と表記いたします。
なぜなら、恋愛やら、結婚やら、人生設計やら、
彼ら特有の、独身らしい感性(……なのか?)を煌めかせている姿を見て、
そんな姿、会話についていけない自分がいたからである。
私が既婚者だからだと思う。
私がプラトニック婚だからだと思う。
私がオープン・マリッジだからだと思う。
なんかもう、私はどこまでが幻想か、わかった気になってしまっていて、たくさんの言葉を飲み込む。
例えば共通の知人の不倫の噂に対して、
「あー!見るからにやりそうだよね!」と、言いそうになっている自分
「子供が欲しいから結婚するって本質どうなんだろうね、私は理解に苦しむ」と、共感を求める自分
「姉やは15で嫁に行っていたことについてどう思う?」と、歴史と今を吸収したくなっている自分
「あったものは、増えるか、同じか、減るか、無くなるかじゃない?それっていずれにせよストレスだと思うんだけど、そういうときどうするタイプ?」と質問したくなっている自分
……こういう自分は、一周回って怪奇。
ごくり。こういうのを、全部、ごくり。
「旦那さんとどういう馴れ初めなんですかぁ~?」
「いいなぁ~、私も結婚したいなぁ~」
「夫婦円満って、本当いいですね~」
「素敵ですね~」
うん、へぇー、そうなんだー、あはは、なるほどー、だけ言う。
はじめて出会う種類の自分かもしれない。
いや、そうでもないか?
自分の立場から表現したいことがあって、周りの人間になんでも直接話せていたら、そもそもnoteなんてやっていない気がする。
たぶんこれが私の「表」なんだろうなあ。
なんでだろう、普通に言ってみたら面白いだろうに。なんでだろう、恋愛結婚人生、そういうのに、他人にはまっさらな夢をもってほしいと、私はどこかで願っているのだろうか。
その人にはその人だけの恋愛結婚人生観があって、そこにノイズを入れたくないと思っている自分がいる。と同時に、そもそもこれはノイズではないかもしれない、言ってみたら化学反応が起きるかもしれないとどこか期待してしまっている自分がいる。
自分の人生には、自分だけが感想を言えばいいのに。
なんだろう。何を隠しているんだ私は。
自分のことなのに、不思議だな。
人を選べばいいだけなのかな。
いやあ、でもこうやって、色んな人と関わるって、やっぱり面白い。
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