見出し画像

僕の最期を飾る場所

目が覚めてしまった。

君は居なくなっていた。

僕は君の目に最後に映るように
君がまだ僕を愛しているうちに
消えてしまいたかった。

いつか愛に終わりが来る前に。

なのに僕は消えられなかった。僕の邪魔をする誰かのせいで。

そして君はもう僕から離れてどこかへ行ってしまった。


これからどうしたらいいのだろう。


このまま誰の目にも残らず、忘れられられて消えていくなんて
考えただけでものすごく怖い。

僕を愛してくれたのは君だけ。

君の心に永遠に残りたい、君を探さなきゃ

僕は枕元に置手紙があることに気づく。


『貴方は一生私を見つけられない』


どうして...?君はどこに行ったの?

僕は君を見つけだす。

そして君の心に一生残るように

ぼくは君の心に深いキスマークを付ける。

幸せはすぐにかき消されてしまうけれど、傷は一生消えないから。

そして永遠にあなたの心から消えぬように。


だからそれまで、僕は死ねない。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?