見出し画像

霊魂修繕工 韓流 メンタルヘルス

きょうは、大好きな韓流ドラマのお話です。

「霊魂修繕工」というドラマにはまっています。

精神科の医師と患者のラブストーリーという側面と、様々な精神病患者がどんな治療を受け、どんなふうに回復していくかという、複数のケースが交錯する厚みのあるストーリーが魅力です。

主人公である精神科医は、かつて恋人であり患者である女性が、フェリーから海に飛び降り自殺するのを止められなかった悔恨を持つ男性。

恋人となる女性は、ミュージカル女優。激怒症といって不愉快な現実にぶつかると怒りを爆発させて、その結果仕事がなくなってしまいます。

彼女は、彼の働く病院での演劇治療に関わることとなり、PTSDにより幻覚がある消防士や、医師による盗撮サイトに関わっていた患者の演劇治療にあたります。

不幸にも、同じ病院の医師から盗撮された精神科医が、ショックにより休職を余儀なくされたり、主人公の医師と女優との恋愛に、不安を訴える部下もいます。

精神病は、日本では心の病と呼ばれていますが、脳の病気という捉え方があります。だから、日本の医療は、脳内物質に働きかける薬物治療が第1選択となっていますが、薬物療法は、薬量、体質によっては重篤な副作用が起こります。

私自身も、高血圧、心臓疾患の心配、体重増加(10kg)アカシジアなどの不安を抱えながら、投薬を飲むタイミングまで自分で模索して、なんとか普通の生活をすることができています。

日本の精神か医療は、投薬の目安になる話を聞くだけの、3分診療という側面がありますが、フィンランド発祥のオープンダイアローグが、医療界を中心に普及しつつあります。

たとえば、PTSDですと、EMDR眼球運動や催眠療法のほうが、薬物治療より効果は高いです。

つまり、演劇療法は、トラウマによる幻覚幻聴にも役立つということだと思います。

というわけで、ドラマでありながら、本当の話にも思えるような、すぐれた脚本と演出、役者さん、音効さん、などなど。

とにかく、韓国の医療ドラマは面白いので、興味のある分野を見ていただければ、韓国ドラマ好きになること間違いないです。


ろっくぷーる たあこ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?