オープンダイアローグと出会って・・・番外編 CAC TREE OF LIFE
きょうは、すこし乳がんのことを書いてみます。
上の記事は、”Crimbers Against Cancer” 通称CACに私が書き夫に翻訳してもらい投稿した記事です。CACという団体は、癌を患った一人のクライマ
ー、ジョン・エリソンによって創設された団体です。
John's Story - Climbers Against Cancer
ジョンのことを思い出すと、ちょっと切なくなってしまうのですが、彼は抗がん剤の治療を受ける姿を配信しながら、CACの活動を開始して数年後にこの世を去りました。
CACに登録された TREE OF LIFE の記事にあるように、私の癌は悪性度が低く、2005年の手術から2022年のいままで、17年間再発はありません。
ただ、右胸がえぐられるほどの傷があり、唯一続けていた水泳をするには、ブレストフォームと呼ばれる偽物の胸がつけられる特別な水着を着る必要もあり、それを買いに行こうにも、乳がん術前の通院で悪化した過敏性大腸が邪魔をして、ワコールの専門店にも行くことができないでいました。
そんななか、なんとか原宿にあるcea工房に行くことができ、ブレストフォームをしても激しい運動が可能な下着を手に入れ、水着のように手術の痕を見せることなく私はクライミングを楽しむようになりました。
でも、そんな病気からの回復の過程で、別の病気、双極性障害が発症し、さらには統合失調症になるなんて、思いもよらないことでした。
そして、スポーツのために乳房再建手術を諦めたこと、それは水泳を諦め、毎朝ブレストフォームをつけることから始まる生活が続きました。
登山の後の日帰り温泉を仲間と楽しむことができるまでに、15年の月日を要したのです。
番外編 了
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