ホウセキ V の解説10/想造神図鑑
こんにちは。伊勢和都です。
今回は想造神の説明です。本当はジュールが担当する予定でしたが、いろいろあって俺が代わりにやることになりました。
説明の中で出て来る専門用語は、姐さんの説明を参照して欲しいです。
宝世機については、こちらからどうぞ。
さあ、振り返っていきますよ!
0.想造神
宝世機が更に変形して誕生する人型のマシンです。この形態への変形は、イマージュエルを宝世機に変形させるよりも難しくて、あのザイガですらジュエランドに居たできなかったらしいです。
俺たちは五台の宝世機を合体させて想造神にしました。これは、五色のイマージュエルが元々一つの石だったから可能だと考えられています。と言うか最初の想造神は、一つだった五色のイマージュエルが変形したものだったみたいですね。
ザイガは憎心力を得たことで、宝世機を人型に変形させる力を得ました。漢字では【想憎神】と書いた方が妥当でしょうか?
宝世機と同じで、想造神も様相は交信者の影響が大きく影響すると考えられています。
1.ホウセキング
1-1.基本情報
五色のイマージュエルが変形した宝世機、ピジョンブラッド(赤)、ヒスイ(緑)トパーズ(黄)、ガーネット(紫…と言うかピンク)、サファイア(青)が【宝石合体】して誕生した想造神です。
作中では最初に登場した想造神ですが、ザイガの方が俺たちより先にイマージュエルを想憎神に変形させられせるようになっていたなら、二番目に登場した想造神ですね。
ジュールこと熱田十縷(ホウセキレッド)の想造力が最高潮に達し、赤のイマージュエルを介して五色のイマージュエルに伝わり、そのイメージを俺たちが共有することで誕生しました。
1-2.合体機構
作中では端折られてますので、しっかり説明します!
ピジョンブラッドが車体上部を腹面にする形で直立して、フロントが割れて両肩になります。フロントが割れることで、その中に収納していた頭部が見えるようになります。
ピジョンブラッドの車体の後部は胴体と腰を構成し、梯子は腰の左側で刀の鞘のように配置します。
ヒスイとガーネットは機体後部で両肩に接続して、それぞれ右腕と左腕を構成します。
トパーズは左右二つに割れて腰に接続して、両足を構成します。トパーズも車体上部を腹側にするように直立します。
サファイアは船首と後部に分かれてピジョンブラッドを前後に挟んで、船首が胸板、後部がバックユニットを構成します。分離の際に余剰パーツが出ますが、これは頭部を装飾します。
1-3.装備など
・ピジョンブラッドの梯子
普段は後方を向いていて、使う時に前を向きます。ダークネストーンや憎心力を浄化する水は健在で、遠距離の攻撃手段としても有効利用されます。
・トパーズのショベル
左の脛に折り畳まれて収納されていて、伸ばして使用することができます。
左の蹴りを避けられた時に、これを伸ばして相手の不意を突く攻撃を二回使ってます。一回目はこれで素体のギルバスを倒し、二回目はザイガの想憎神を怯ませました。
・ヒスイのリアウイング
緑の光を放射して、光の盾を形成します。ホウセキディフェンダーと同系統の技ですね。
防御技として有効ですが、あの技はヒスイ単独では見たことがありません。合体することで使える技なのか、たまたま単独で使ったことが無いだけなのか、いつか神明に訊いてみます。
・ヒスイのタイヤ
右腕の装飾のタイヤが回転している間、ホウセキングが高速移動できるようになります。
高速移動できる時間は五秒くらいです。それでも、いきなり距離を詰めたり、相手の後ろを取ったり、かなり使える技です。
・ガーネットのプロペラ
風を起こして、相手の動きを封じたり相手の攻撃を跳ね返したりします。フル稼働で起こした風なら、ザイガの想憎神をなぎ倒すこともできます。
回転したプロペラを電ノコのように使い、相手を斬ることもできます。初合体の時は、 ヒスイの高速移動と併用して、素体のヅメガを倒しましたね。
・サファイアのファン
ホウセキングに飛行能力を与えます。但し、小回りは余り利かせられません。ヒスイの高速移動との併用も可能です。
・ホウセキングカリバー
ピジョンブラッドの梯子が変形する大剣です。
梯子が後方を向いている時、抜刀するように変形させる。ホウセキング最大の武器です。
五人の想造力を込めることで、必殺技・【豪華絢爛宝石斬り】を発動します。この技の発動時には、刀身が赤→黄→緑→紫→青→赤……と発光します。
なんですけど…。豪華絢爛宝石斬りってジュールが名付けたんですけど、なんかダサいと思いませんか?
2.シンゴウキング
2-1.基本情報
ピジョンブラッド、トパーズ、ヒスイが【玉瑩合体】した想造神です。作中では、ホウセキングの次に登場した想造神です。
俺、伊勢和都がデザインした、装飾を外したら組み合わせ自在のダブルリングになるネックレスからヒントを得たジュールのインスピで誕生しました。
赤・黄・緑の三色から信号機を連想したジュールが命名しましたが、俺も神明もこの名前はどうかと思いました。ジュールは玉瑩なんて難しい単語を知ってるのに、よくわからない奴です。
因みに、神明もこの色で信号機を連想してたみたいです。
そんな訳か、コクピットは俺・イエローが中央、レッドが左、グリーンが右と、信号の順に並びます。
ガーネットとサファイアを欠くので、この二台が由来する能力はありません。また、ガーネットとサファイアが欠けた影響で、純粋な出力もホウセキングより下がります。
反面、ガーネットとサファイアが欠けた分だけ軽量化されますので、ホウセキングよりも機動力は高いです。
2-2.合体機構
基本的な合体パターンはホウセキングと同じですが、トパーズのコクピットとショベル脚から外れて、ガーネットが欠けて失った左腕を構成します。サファイアが欠けて失った頭部の装飾、胸板、バックユニットは補われません。
外観がホウセキングよりも質素になるのは、致し方ないですね。
2-3.装備など
・ピジョンブラッドの梯子
配置はホウセキングと同じです。
ホウセキングの時から引き続き、ダークネストーンの力や憎心力を浄化する水を使えますけど、放水の射程はホウセキングよりも狭いです。
・ヒスイのリアウイング
ホウセキングと同じく、緑の光を放射して光の盾を形成します。多分、防御力はホウセキングより劣る気がします。
・ヒスイのタイヤ
右腕の装飾のタイヤが回転している間、シンゴウキングの高速移動を可能にします。
ホウセキングより軽いので、スピードはホウセキングよりも速いです。持続時間もホウセキングより長く、二十秒くらいは高速移動し続けられます。
・トパーズのショベル
左腕に折り畳まれているショベルを伸ばして、相手を殴打します。使い方はホウセキングと殆ど同じですが、不意打ちの色は薄れて、リーチを伸ばす意味合いが強くなります。
止めの一撃にはなりませんが、前哨戦の攻撃手段としては有効です。
・シンゴウキングブレイド
ピジョンブラッドの梯子が変形する剣で、ホウセキングカリバーのシンゴウキング版で、ホウセキングカリバーより小振りです。
ホウセキングと同じで、梯子が後方を向いている時、抜刀するように変形させます。
シンゴウキング最大の武器。三人の想造力を込めることで、必殺技・【麗美信号斬り】を発動します。この技の発動時には、刀身が赤、黄、緑の光を同時に放ちます。
3.ハバタキング
3-1.基本情報
ガーネットとサファイアが【飛翔合体】した想造神です。作中では、シンゴウキングの次に登場しました。
姐さんが突発的に思い付いて、隊長がそれに思考を合わせることで誕生しました。
飛行能力を有する点から姐さんが命名しましたが、後に隊長が「羽ばたいて飛ぶ訳じゃないじゃん」とか言ってたらしいです。詳しいことは知りません。
中核のイマージュエルであるピジョンブラッドを除く合体なので、出力はかなり低いです。しかし機動力は非常に高く、長時間の飛行も苦としません。その恩恵を生かしたトリッキーな動きで相手を翻弄します。
どういう訳か姐さんの意志が優位になるみたいで、武器は使用せずに格闘技でのみ戦います。
姐さんの動きが反映されるので、花英拳の技を使います。花英拳の技は、こちらからどうぞ。
3-2.合体機構
サファイアが殆どの部分を構成して、ガーネットが胸に収められるような形で合体します。
この点から判る通り、ホウセキングやシンゴウキングと比べて機体はかなり小さいです。シンゴウキングと立って並ぶと、頭がシンゴウキングの腰に届くか届かないかくらいでしかありません。
4.オブシディアン・ギガンティス
4-1.基本情報
黒のイマージュエルが想造神、と言うか想憎神です。
黒のイマージュエルに憎心力を作用させて、より強く力を引き出すことで変形を可能にしてるみたいです。
複数のイマージュエルが合体する俺たちの想造神と違って、一つのイマージュエルが変形したものですが、大きさはホウセキングと同じくらいです。操るのもザイガ一人ですが、ザイガの戦闘力が高いので、五人で操るホウセキングよりも強い気がしました。
4-2.変形機構
黒のイマージュエルが宝世機のオブシディアン・チャリオッツに変形してから、もう一度変形することでこの形態になります。蹲っている人が立ち上がる感じで、戦車の形から人型になります。
キャタピラが肩や腰の鎧になって、額にも金色のV字形の装飾ができるので、なんとなく鎧武者っぽい見た目になります。
二本の大砲は、普段は発射口を下向きにして背中に納められてますが、砲撃の時には肩に担ぐような格好で前を向きます。
黒のイマージュエルから直接この形態になれるのかは、今のところ不明です。
4-3.装備など
・大砲
オブシディアン・チャリオッツの主力武器ですが、想憎神になっても引き続き使えます。単発の光弾、クラスター爆弾型の光弾、青白い炎など、砲撃のパターンは多彩です。
戦ってみて一番驚いたのは、ザイガが憎心力と想造力を使い分けられることです。憎心力が作用した砲撃は威力が大きいですが、ピジョンブラッドの水で消えてしまいます。想造力が作用した砲撃は威力こそ低めですが、ピジョンブラッドの水で消すことができません。俺たちにとっては、これが一番厄介な点です。
・ダマスカスソード
ザイガがホウセキブラックとして使う剣と同じ形の剣を使うことができます。ザイガがコクピットで剣を出すと、オブシディアン・ギガンティスの手にも巨大化した同型の剣が出現します。
剣そのものが強いと言うより、ザイガの剣術が反映されるから手強いです。ホウセキングと斬り合った時には、殆ど一方的に攻め立てられました。
敵の幹部も出向くようになって、戦いが激化してきました。 これを切り抜けるには、気力と想造力が必要です。 まだまだ、新しい合体パターンの宝世機も創れる気がしてます。 皆さんの応援が生命線ですので、これからも応援お願いします!
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