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ホウセキ V の解説9;宝世機図鑑

 こんにちは。熱田十縷です。

 今回は作者に頼まれて、ほうの説明をすることになりました。

 いろいろ専門用語が出てきますが、これについては祐徳先生の説明を参照して欲しいです。

 さあ、振り返っていきましょう。




0.宝世機とは

 イマージュエルが交信者の【そうぞうりょく】の影響を受けて変形したマシンです。
 想造力が高くないと、イマージュエルを宝世機に変形させることは不可能と言われています。リヨモ姫が居た頃のジュエランドでは、イマージュエルを宝世機に変形させられたのは、ザイガだけだったと言われています。
 イマージュエルの形と宝世機の形の切り替えは、交信者の意思によって自由に行われます。
 宝世機の形態は、交信者の心理が大きく影響してるみたいですね。それでは、一つずつ見て行きましょう。


1.ピジョンブラッド(赤のイマージュエル)


 僕・熱田十縷=ホウセキレッドの宝世機です。赤のイマージュエルが僕の想造力を受けて変形しました。地球のシャイン戦隊こと社員戦隊の中では、初めて登場した宝世機です。
 形は消防車、と言うか大型の梯子車です。この形になったのは、初めて変形させた時、火事になったショッピングモールに残された人たちを助けたいと僕が思っていたからみたいです。
 梯子の先から放水することができて、この水にはダークネストーンの力や憎心力を弱らせる効果があります。この効果は、僕が想像していたものじゃないんですよ。五色のイマージュエルは元々一つの石だったから互いに影響を受け合うみたいで、もしかしたら別の人の想造力が影響したのかもしれませんね。
 赤のイマージュエルが五色のイマージュエルの中で最も強い力を持っているから、ピジョンブラッドも最強の宝世機みたいです。実際、大きさは一番ですね。


2.ヒスイ(緑のイマージュエル)


 光里ちゃんこと、神明光里さん=ホウセキグリーンの宝世機です。緑のイマージュエルが光里ちゃんの想造力を受けて変形しました。ピジョンブラッドの次に登場した宝世機です。緑のイマージュエルが小型だから、この宝世機も小型です。
 形はF1カーに似てるんですけど、これは前日にリヨモ姫と観ていた小曽おそばけきよし先生原作のアニメ、【フォーミュラ】の影響とか、光里ちゃんの中に強くあった『速く走ること』に対する意識の影響とか、僕のピンチに一刻も早く駆け付けたいという気持ちが反映されたとか、いろいろ考えられてます。
 走行速度は社員戦隊の宝世機の中で最高です。


3.トパーズ(黄のイマージュエル)


 僕の大先輩、ワットさんこと伊勢和都さん=ホウセキイエローの宝世機です。黄のイマージュエルがワットさんの想造力を受けて変形しました。
 パワーショベルの形をしています。ショベルの先はグラップルといって、蟹の鋏みたいな形をしています。物を挟んで持ち上げるなど、器用な作業もできます。
 ワットさんは力強さと手先の器用さを追い求めているので、パワーショベルのような形態になったと考えられてます。
 パワータイプの宝世機で、ピジョンブラッドの次に大きさな宝世機でもあります。ショベルっていうかグラップルはいろんな局面で使われます。


4.ガーネット(紫のイマージュエル)


 お姐さんと呼ばれている、産業医の祐徳伊禰先生=ホウセキマゼンタの宝世機です。紫のイマージュエルが祐徳先生の想造力を受けて変形しました。
    因みに紫のイマージュエルの色は僕的には思いっきりピンクです。ガーネットですけど、マラヤガーネットですね。
 ヘリコプターの形をしています。祐徳先生の話だと、消防車型のピジョンブラッドを見て、「私は医師だから救急車……と見せかけてのドクターヘリ!」と思ったらこの形になったみたいです。
 ヒスイより少し大きいくらいの小型の宝世機ですが、他の宝世機と違って空を飛べるのが強いです。


5.サファイア(青のイマージュエル)


 社員戦隊の隊長・北野時雨さん=ホウセキブルーの宝世機です。青のイマージュエルが隊長の想造力を受けて変形しました。
 ホバークラフト艇の形をしています。この形になったのは、隊長が元々国防隊で人命救助をやりたかったからなのかな? という気がしています。
 大きさはトパーズより少し小さいくらいです。水陸両用という特性を生かして、何処にでも逃げ遅れた人を助けに行きます。


6.オブシディアン・チャリオッツ(黒のイマージュエル)


 これを同じコーナーで扱うのは、ちょっと変な気がしますが…。
 リヨモの姫の叔父にあたる、ニクシムの将軍・ザイガ=ホウセキブラックの宝世機です。黒のイマージュエルがザイガの想造力を受けて変形しました。
 物語開始以前から存在していた宝世機で、リヨモ姫がジュエランドに居た頃は唯一の宝世機だったみたいです。
 戦車の形をしています。ただ、砲身は二本もあり、形も火縄銃の大筒みたいで、かなり独特です。
 僕らには「倒すのではなく守る為」という方針があるから、社員戦隊の宝世機は救助マシンの性格が濃いんですけど、ザイガは「悪を制圧する、倒す」という意識が強いから、兵器の形をしているみたいです。
 二本の大砲から、単発の光弾、クラスター爆弾型の光弾、青白い炎など、いろんな攻撃を繰り出します。装甲も堅牢で、あらゆる攻撃を跳ね返します。能力は完全に『戦闘用』っていう感じです。
 黒のイマージュエルの大きさの都合、大きさはピジョンブラッドよりも遥かに大きいです。


 次は想造そうぞうしんについて説明しますが、その前に僕たちの戦いの続きをお願いします。

 あのマ・スラオンは本物なのか、偽物なのか? ザイガは何を企んでいるのか? そして、僕はインスピで何を閃いたのか?

 乞うご期待ください!

 話数も100話近くなってきましたが、ご愛読頂き、本当にありがとうございます!

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