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どこに建てるか?(つくるか?)

どこに建てるか?

というのは、今回は「家」の事ではなくて、キャンプ場での「テント」の事です。

元々、家族でキャンプに行くのが趣味だったのですが、昨今のコロナ禍でのアウトドアブームもあり、ちまたのキャンプ場は大賑わいです。

キャンプをされた方はご存じだと思いますが、キャンプ場と言っても色々あります。

まずはキャンプ場の種類から

まず、大別すると「オートキャンプ場」と「キャンプ場」というものがあります。

オートキャンプ場とは、車をテントサイト隣に停めることが出来るキャンプ場の事を指します。
車をサイト(テントを建てる区画)の脇まで車を寄せられるので、荷物の運んだりが楽なのが、オートキャンプ場というものになります。

それに対して

キャンプ場とは、駐車場に車を停めて荷物をテントサイトまで運ぶ形のモノになります。
キャンプ場は荷物を運ぶ手間がかかりますが、その分キャンプサイトは静かで車の乗り入れもなく安全というのがメリット。

さらにその中でも種類がわかれています。

●区画サイト
●フリーサイト

その他、グランピング、コテージ、バンガロー、トレーラーハウスなどなどがあります。

区画サイトとは?

まず、区画サイトとは?こんな感じのところです。

1組ごとに区画をしっかりと確保してくれているのが、区画サイト。隣との区切り方も様々で、ロープで張っているところや、木、岩、あるいは傾斜を利用したものなどがあります。

言うなれば、キャンプ場内での分譲地バージョンですね。地面も平らなところも多いし、範囲が決められているので、回りとの区分けも、あまり気にしなくても良い。

しいて言うと、味気ない。区画サイトの番号の表示とか特に。割り当てられている感がありますね。

でも、そこは好みなので。

フリーサイトとは?

次に、フリーサイト

フリーサイトは文字通り「好きなところ」に設営できるスタイルのキャンプ場。
フリーサイトは自分で好きな場所を選べるメリットがありますが、ハイシーズンになると結構ギュウギュウになってしまう可能性があります。

こちらは、自分で好きな場所を選べるので(早いモノ勝ちですが)、どこに建てようか、考えるところからですね。
平らなところ、窪地、道の近く、木陰がある、など、選ぶ視点はいろいろあります。

更地から、土地探しみたいな感じです。

個人的には、こちらの方が面白いなぁと感じます。

あとはグランピング

最後にグランピング、コテージ、バンガロー、トレーラーハウスというのは、キャンプではあるけど、基本的には用意されている建物・テントに寝泊まりするというモノになります。

荷物は減るし、キャンプ用品をたくさん揃える必要もありません。

キャンプ場での建売みたいな感じですかね。

キャンプに行く頻度が低かったり、でも自然の中で遊びたいし、キャンプの料理も作りたい!というニーズにはベストマッチだと思います。

キャンプは荷物の準備が大変だったりする事もあるので、気軽にできるのはすごく良いし、自分もたまに利用したりしてました。

キャンプで色々経験していく中で、失敗したり、上手くいかなかったりする事で次に備える事ができるようになったように感じます。

フリーサイトで地面が傾斜しているところにテントを建てて、夜眠りにくかったり。
窪地にテントを建ててしまって、途中で雨が降ってきて、テントの下がビチャビチャになってしまったり。などなど。

で、まとめ。

で何が言いたかったかというと、家をつくる時も同じだなぁと毎度感じてます。

もちろん、完璧な土地なんていうモノは、あまり無く。何かしら欠点というか特徴があったりして、それとどう付き合い家をつくっていくか。

テントはずっとそこに住むわけではないので、何度も失敗はできますが、家はそうはいきません。普通、建てたらそのまま住み続けるモノです。

なので、土地の特徴とどう付き合うか?というのが大切になってくるかたなと思います。

テントと違って、家であれば、家の方で土地の弱点を補填できる事もあるので。
例えば傾斜地であったとしても、テントと違って、家も土地なりに斜めに建てるわけではないので、眠りにくいなんて事は、まずありません。
逆に傾斜地だと(方位にもよりますが)景色が良かったりという利点もあったりもします。

窪地には水がたまりやすい。水はけが悪い。とか
傾斜地は景色が良いけど、アプローチが少し大変。とか
森の中は木陰で涼しいけど、風通しは少し弱い。とか

やはり知識として知っている事と、実際経験してそれを生かす事というのは、雲泥の差があるように感じています。

そんなこんなで、フリーサイトでのテント泊を、土地探し・家づくりの前に一度やってみると面白し、良い経験になるのではないかと、最近感じています。

まる。

まるやま設計室

丸山 雄太 yuta maruyama
tel: 080-9837-2860
e-mail: yuta.maruyama00@gmail.com

instagram: https://www.instagram.com/maruyama_sekkei/

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