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源氏物語に挑戦

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源氏物語を読み、あらすじをまとめ、感想文を書いてます。
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#平安時代

源氏物語「帚木」あらましと感想1

帚木とは、信濃国(長野県)園原にあるという伝説上の樹木だそうです。

ほうきを立てたような形から帚木といわれ、遠くからは見えるけれど近寄ると見えなくなってしまう不思議な木で、この章に登場する女性になぞらえ源氏が和歌に詠んでいます。

源氏と頭中将

光源氏はこの頃、17歳で中将という位についています。
元服(成人の儀)後、左大臣家に婿入りしましたが足繁くは通わず、内裏の宿直所で寝泊まりすることが多

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源氏物語「桐壺」あらましと感想文。

「桐壺」は源氏物語の始めの章であり、主人公・光源氏の誕生が描かれています。
大まかなあらすじを紹介しつつ、自分の感想も述べながら進めていきたいと思います!

桐壺の更衣

天皇の后として女御、更衣など様々な身分の女性が何人も居る中に、天皇に特別愛され大切に扱われている人がいました。
その人は、内裏(天皇の住まい)の中で東北の隅にある淑景舎という御殿に住み、桐壺の更衣と呼ばれていました。
(淑景舎は

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