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【ポエム】お月見の詩


満月だ
屋上で生ぬるい風にあたった

壁が薄いこの部屋にいても
いらつくだけだし
屋上で生ぬるい風にあたった


月のひかりに導かれ
わたしは団地を抜け出した
階段を駆け降り地に足をつけた
風が去った後の街道は星屑が散乱
星を踏まないよう飛ぶように走った
靴裏に星屑がつくと厄介だ
足跡が輝き私の行く先が知られてしまう


星を踏まぬよう気を付けて走った










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