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新人脚本家の学習日誌2ページ目

前回投稿した記事では、脚本の執筆をしていく中で一番基礎となることを紹介しました。前回の記事でどんなことを紹介したのか気になる方はぜひ読んでください!

前回の記事はこちら

新人脚本家の学習日誌シリーズの第二弾。
今回は脚本を執筆していく中で重要となる知識をもう一つお伝えします。

脚本は現在進行形!

「脚本とは何か」という基本的なことを教わった後、脚本の具体的な書き方の話へ。
「脚本を執筆する際は、現在進行形で書く」ということを教えてもらいました。
具体的にどういうことか見ていきましょう。
例えば脚本家であるあなたは、母親Aさんと、Aさんの子供であるBさんの二人が登場するシーンを描きたいとしましょう。
そこであなたは、「Bさんが赤信号なのに渡ろうとしているのを見たAさんが咄嗟に腕をつかんで止める」というシーンを描くとしましょう。
その場合、①か②のどちらが脚本としては適切だと思いますか?

①AがBの腕をつかんだ。
②AがBの腕をつかむ。

正解は②です。脚本を執筆する際は、「現在進行形で書く」ということがポイント。
①の「Bの腕をつかんだ」では、過去形の表現になってしまいます。
脚本を執筆する際は、「現在進行形」の表現で書くので、①の書き方が適切ということになります。

脚本の書き方は慣れないと難しい!

「脚本は現在進行形で書く」ということがポイントという話をしましたが、慣れるまでは中々難しいものです。
小説などとはまた違った書き方になるため、最初のうちは書いていても違和感を感じるかもしれません。
私自身も元々小説が好きなこともあり、慣れるまでにはかなりの時間を要しました。
書いていくうちに少しずつ慣れてくるものではあると思いますが、最初のうちは、気が付いたら過去形で執筆していたり、書けたとしても本当にこれで大丈夫かどうか不安に感じることもあるでしょう。
そこで実際に私が実践した脚本の書き方に慣れる方法をお伝えします。

とにかくプロの技を見て覚えるべし

私がまず実践したことは、自分が好きなドラマのシナリオ本を購入して、ドラマを見直すこと。
凪のお暇(2019年7月に放送されたヒューマンドラマ)というドラマが大好きなので、このドラマのシナリオ本を購入して一からドラマを見直しました。
シナリオ本とは言葉の通り、シナリオを本としてまとめたもの。
セリフはもちろん、シーンごとの場所や時間帯まで、かなり具体的に記載されています。
分かりやすくいうと、製作者側の視点で楽しむことができるというイメージです。
シナリオ本を読んでみると、そのドラマを違う目線から楽しめるのはもちろん、状況や気持ちの表現方法などがとても多彩でかなり勉強になるはずです。
もちろん全てのドラマでシナリオ本が発売されているわけではないのですが、興味のある方は一度調べてみてはいかがでしょうか?
脚本を執筆しているものの思ったように書けない…。
そんな方の力になってくれるかもしれません。






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