㊶嫌いなものを全て時代遅れにしたかった
『ココ・シャネル』
シャネルの父はシャネルとシャネルの姉を修道院に預け、2人の元へ二度と戻ることはなかった。
このことを生涯シャネルは隠し通した。
(シャネルは叔母の家に預けられて苦痛の幼少期を過ごしたことになっている。)
シャネルの心の中でいつの間にか脳内で変換され本当の事実としてすり替わったのだろう。それだけ悲しみに溢れた子ども時代だったからだ。人には一生隠し通したい経験を多かれ少なかれ持っている。
シャネルは自分が嫌いなものを全て時代遅れにしたかった。自分を馬鹿にしたものを全て見下したかった。
手がすっぽり入るポケットや動きやすいジャージー生地は貧しさの象徴。
それを高級なポジションに君臨させた。
ショートカット、持ち運びしやすいショルダーバッグ、ミニスカート、高価な宝石を侮辱するために偽物の宝石を流行らせた。全てシャネルが生み出したものだ。
「お金は人生を飾る楽しみを与えてくれるが、人生ではない。」シャネルの言葉。
時代を超えるビジネスのスーパースターとは
今までの概念をガラリと変えてしまう人のこと。
ココ・シャネルもそのひとり。
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