唄と言葉_231016_#100
中高校生の頃の話。
□中学生後半か高校生になる前ぐらいの時、
友達の影響を受けて特定の歌手のアルバムを聴くようになったんですよね。
レコードなんて自分で買ったこともない頃、
「これを持って帰って聴いてみて。」
と遊びに行くたびに、カセットテープを渡され。。
徐々に、その歌手の世界に引き込まれていきました。
最初はサザンだったか。その後長渕さんになり。浜省さんもあり。
そして知らぬ間にアコースティックギターに憧れつつ、お金がないのでフォークを買って、見よう見まねで弾き始め。。。
譜面と歌詞のたくさん載った、Song-Book xx x 大全集 を買い。
自転車にギターを積んで友達の家に行って、一緒に良く好きな唄を練習しながら歌っていました。 (笑)
□一番最初に、じーん と来たのが、巡恋歌。
当時のシングルを聴いて、なぜか心が震えた思い出があります。
失恋?してた時か、それに近いものがあったのかわかりませんが、自分と似た環境や状況の唄を、そういう時に聞くと心がスーっと持ってかれ、じーん と感じますよね。
また悲しい時に、好きな歌手や耳に入る同種の悲しい唄で、自分の境遇を唄に置き換えれた時、泣けません?
(無理やり、その唄の状況に自分の中で持っていく時もありますが。。。)
『あーいつか自分も、ギターを弾き唄いながら、ハーモニカを吹けるようになりたい!』って、ギターを始めた頃、この唄で思っていました。
□そして徐々に弾けるようになると、
悔しい時にはそのような曲を選んで、弾きながら唄って、
腹立たしい時には叫んでスッキリできるような曲を練習して。
その時の気分や自分の境遇に合わせて、唄っていました。
ストレス発散をしていたのか、やり場のない若いが故に込み上げてくるものを
世の中にぶつけたような気分になりたかったのか、わかりません。
でも確かに、そんな時にそのような唄を頼りに生きていた 時があったんですよね。(少し大袈裟かもしれませんが)
それにより、助けられたというか、答えは見つからないけど、今はこれで良いんだみたいな感覚があったのかもしれません。。。
何が云いたいのかと云いますと、今『言葉』を大事にし、良い言葉も集めてデータに残し、苦しい時に読み返したり、それによって自分を躾けたりしようとしていますが、
実は昔から、唄でも同じように頼りにして、やっていたんですよね。
良い言葉だったかどうかはわかりませんし、思いつきで好きになった唄もあったと思います。
今ほど、一貫して何かを目標として、この唄を歌うんだというわけではなかった。
しかし歌詞を繰り返し、自分の中に刻み、
『いつかは僕のこと・・・』
『一歩前のこの道を行かなければ・・・』
などど、折れないように唱えていた気がします。
今は言葉によって自分を躾け直すことを行なっていますが、
若い頃は歌によって自分を奮い立たせていた気がします。
〈今日の気づき〉
・若い頃は唄に惹かれ、歌詞やフレーズにより
自分の拠り所としていた。
今、言葉によって再度自分を躾けている。
やはり言語が持つ力は計り知れない。
改めてそう思う。
最後まで、お読みいただき
ありがとうございます。
明日も
みなさんにとって
大切な1日となりますように!!
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