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I wonder……

 先日、統一教会さんの解散請求が近いかも、というニュースを耳にした。

 統一教会さんは私が子供の頃から「集団結婚式」とか、そんなワードをよく耳にしていて、海の向こう側の不気味な団体……という印象でした。
 最近、報道でよく見る彼らは全く変わってはいない。
 いや、大人になって、自ら知るということが可能になった分だけ、むしろ闇は濃くなったかも。

 いつかも書いたかもしれませんが、宗教も占いも、本来は誰かの不安を落ち着かせたり、そっと背中を押したり、みんなの気持ちをひとつに纏めるためのものであったはずで、少なくとも恫喝や復讐の手段として使われるべきものではありません。

 私は無宗教ですが、全ての生き物のなかに宿る神性という意味での神は信じています。
 けれど彼らの教義は全く理解できない。  

 統一教会さんは、国際勝共連合さんという団体の母体であるらしい。

勝共連合は教義の一つとして、 「共産主義をこの地球上から完全に一掃する」「朝鮮半島が突破口に第三次世界大戦が必ずおこらなければならな
い 」「日本は生活水準を3分の1に減らし、税金を4倍、5倍にしてでも、軍事力を増強してゆかねばならない」とするなど日本国民に犠牲(生贄)になることを要求していることが指摘されている。

wikipedia / 国際勝共連合

 おおお、怖ぇ〜……

 この勝共連合さんの本部は1968年に韓国でKCIA(大韓民国中央情報部)の指示で創設されたらしい。名前の通り、アメリカのCIAとも関係は深い。反共産主義だしね。

 かたや、統一教会さん。

文鮮明の命を受けた宣教師の崔奉春が1958年に釜山から密航船で日本に密入国し、1959年10月、新宿区戸塚町(現在の新宿区西早稲田)の時計店で日本統一教会が発足した[17][18][19]。

wikipedia / 統一教会

 み、密入国ですか(汗)
 発起人の方はなかなかのビッグネーム(政治家)のお二人なのですが、それは割愛します。

 なんでこんなものの発起人になったのか……
 何か利益、あったんでしょうね。勝共連合さんができるその前から、そのときから。
 これに関しては、前にどこかでそれについて読んだのですが、記事を見つけることができませんでした。残念。

 あとは報道の通り。
 日本がオウム真理教の事件やら、バブル崩壊やらでどたばたしている間に、すっかり統一教会さんと政治家さんは懇ろになってしまいます。

 政治家さんたち的にも利益があったんでしょうね。「集票マシン」とかよく聞くし。
 私自身は難しい話はよく分からないけど、何か国益になるようなこともあるのかもね。
「反共産主義」だから。

 でもでも。 これって、おかしくないだろうか。 この宗教団体のために人生が狂ってしまって、泣いているひとがたくさんいる。 
 それなのに、国を動かす人たち ≒ 『国民の幸せは何か、一番に考えなければならない人たち』は私利私欲のために、このおかしな団体と縁を切ることができない。 
 
 国とはそういうものなんだろうか。 誰かが誰かの私利私欲のために犠牲になるのが当たり前で、それは仕方のないことなのか。

 民主主義とはそういうものなのか。
 泣いてるひとを無視して自分たちの利益を追求し続けるのは、弱肉強食の資本主義だから?
 騙される方が悪いから?

 そんな民主主義、いらねーよ。

 私自身は左翼でも過激派でも何でもありません。
 でも、これだけは言える。
 民主主義は絶対的正義ではないし、その民主主義はある意味、敗戦で「押し付けられた」ものだ。

 だからって極論に走る気はさらさらないけど、その民主主義の「在り方」をひとりひとりが、これからは考えていかなくてはならないんだと思う。

 誰かに作られた仕組みのなかで、口を開けて餌を待っているような状態じゃだめなんだ。
 そういう時代はもう終わりにしたい。いや、終わらせるの。
 私たちの世代が。

          ❦❦❦

 なんて。
 私はただの平凡な人間で、なんの手段も力もありませんが。
 こうして文章を書いて、読んだ方に何かを考えてもらうことはできる。

 今は小さな弱い力かもしれませんが、これが伝播して、誰かの力と合わさって、やがて大きな強い力になりますように。

 読んで頂きましてありがとうございました♡

 
 


 

 

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