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週刊少年ジャンプ28号の読み切り『失せモノ探し』がとてもよかったという話

こんばんは、アベヒサノジョウです。
先週の週刊少年ジャンプ2024年28号(6月10日)の読み切りの話になってしまうのですが、「好き」なものは遅れてでも「好き」だと言いたいので書かせていただきました。

※著作権の関係で画像は載せておりません。
※過去の週刊誌になりますので、お買い求めの方は通販サイトなどをお探しください。

『失せモノ探し』

作:無次 ムジナ

〈ストーリー〉
「探し屋」ヤカンは、失くしたモノから生まれる霊「失せモノ」を、特殊な道具で見つける仕事を営んでいた。街では最近、『盗人』が出現し盗品を市場で売っているという噂が広まっていた。そんな中、オトワという青年から、『盗人』に盗まれたものを取り返してほしいという依頼が入る———

〈好きなポイント〉:絵がきれい
担当編集者の方も、コメントに寄せていますが「美麗作画」で、大変読みやすいです。背景の自然も細く短い線で綿密に書き込んでおり、特に乾いた森の木々の様子が美しい。

〈好きなポイント〉:キャラクターが良い
登場人物は主にヤカンとオトワの二人になりますが、それぞれ対照的な色が設定されており、画的にも非常に見やすい構図となっています。表情も豊かで、感情をお捉えやすく、繊細な細い線でありながら迫力もあるバトル漫画でした。

〈好きなポイント〉:黒のバランス
ページの中で必ずベタ塗りの黒があります。それが、かなり目を引くのですが、良いエッセンスになっているように感じました。特に、失くしたモノから生まれる霊「失せモノ」が〈黒〉なので、まるで自分もそれを探しているかのように錯覚します。効果的な色の使い方でした。

ということで、今回はオチなどはなく、好きなものを好きだと書かせていただくだけの記事でした。先週の週刊少年ジャンプになってしまいますが、興味がありましたら購入してみてください。


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