見出し画像

【随筆】#04_1 「個人事業主・フリーランスかへの道のり」

こんばんは。夜風がだいぶ冷たくなってきましたね。
僕の場合、特に秋から冬にかけてメンタルがダウンしがちです…
所謂、「季節性うつ」と呼ばれる病気で、日照時間の減少等が原因のようです。

さて、前置きが暗くなってしまいましたが、本題に移ります。
これまでの随筆でも述べた通り、今は“会社員”以外の仕事、生活、生き方を模索中です。
その答えの一つが「個人事業主」や「フリーランス」として活動するというものでした。

ただ、具体的に「何を“生業”にするのか」や「どう実現するのかといったプラン」が明確になっていないのが現状です。そして、今の会社の退職もいよいよ10日後に迫りました。
正直なところ、先が見えない中、恥ずかしながら“不安”と“焦り”でいっぱいです。


“会社員”の利点は、少なくとも「経済的に安定」している点です。上司が営業を行って仕事が“降ってくる”。たとえ病気や事故で休みを取ったり長期にわたって休職することになったりしたとしても、他の上司や同僚が価値と収益を会社にもたらし、傷病手当金を貰いながら治療に専念できます。

一方、個人事業主やフリーランスは、営業して自ら顧客・仕事を取って来ないといけませんし、病気を患ったとしてもなかなか自分の代わりはいません。「安定をとって“会社員”を続けるか、自由をとって“独立”するか」はトレードオフ(trade-off; 彼方立てれば此方が立たぬ)の関係になりがちです。


ただ、こうも思うのです。「本当に、“大企業”、“公務員”は安定していると言えるのか?」
上述の通り、少なくとも“経済的には”安定していると思います。しかし、“精神的には”どうでしょうか?

多くの民間企業では、年功序列型賃金や終身雇用制が崩壊しています。「新入社員の3割が3年以内に離職」しています。私の知る限り、適応障害やうつ病の発症が原因であることも少なくありません。また、公務員に至っても、「官僚学校教員の過酷な残業・労働問題」はしばしばニュースに取り上げられるテーマです。「残業時間が増え、睡眠時間が減ると、うつ病をはじめ様々な病気の発症リスクが高まる」、これは統計データが証明していることなのです。
(※下線を引いているキーワードから、出典の記事に飛べます。)

では一方、個人事業主やフリーランスの“精神的安定性”についてはどうでしょうか?
パーソル総合研究所の「はたらく人の幸福度プロジェクト」における調査では、「会社員や公務員よりも、個人事業主・フリーランスの方が、働くことに対する幸福度が高い」という結果が出ています。

このデータが示唆しているのは、
「経済的安定性・社会的な地位は“働く幸せ”を減少させ、“働く不幸せ”を増加させる。」
という事実なのです。意外なデータだと思います。本来“不安定な”フリーランスや自営業の方が少なくとも働くことについて幸福度が高いのです。

(次回につづく)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?