歴代最高かつ最低かつ最高と思われる年下男と別れた女の徒然28

母の病院に付き添い、実家に寄り、自分の病院に行き、ひたすら掃除をした。
わたしが病院に到着したときには、母の診察は終わっていた。
近くのコメダに行きふたりでモーニングを注文。
母はコーヒーが美味しいと何度も言っていた。かわいいひとだ。
自分の病院の話はまたあらためて書こうと思う。
初めて行った病院だったけど、先生も看護士さんも受付の方もみんなやさしくて穏やかだった。
吹く風はつめたいけど、季節はもう完全にわたしの知る春になってる。

徒然28
彼のいるソファのとなりに身を寄せ、ちいさな画面を一緒に見つめる。
設定とか、彼のプロフィール画面とか、さまざま見渡し
あれじゃない？これだよ！ちがうくない？わたしのはここだったんだけど…
みたいなのを何度か繰り返し、最終的には退会までは進めなかった。うん、この結果は未だに謎だし、未だに悔やまれる。。
あいつなんかわたしにわかんないようなうまーい設定をして、他人には退会に進めないような作業をしたんじゃないか？？やりかねん。もうほんとどうでもいいけど。
わたしのこの思考になんか笑えちゃう。

「ね？退会できないでしょ？ま、俺3ヶ月有料会員でたぶん10月までだから、それ終わったら退会できるようになるんじゃない？
気合いの3ヶ月プランにしたけど、👱🏽‍♀️ちゃんとすぐ付き合えたから無駄になっちゃったね〜」
なんかたのしそう、、笑っててたのしそう、、わたしとの温度差地獄。

「それにアプリ退会したとしてもブラウザから見れるし、、
俺ほかの子とやりとりしてるって思ったりするの？」
「…ほかの子とやりとりしてるっては思ったりしてなかった。そこはなんにも思ってなかったけど」
「ほかの子とやりとりしてるって思わないってことはいいんじゃないの？
なんか気になることがあるなら全部話すよ？」

意外だった。
自分から話すことはしないひとだと思っていたし、
わたしのこころからの発言が「ほかの子とやりとりしてるとは思っていない」ってことも。

「今日いろいろ話して聞けたし、気になることはいまはないよ。大丈夫になってきたと思う」
「うん。それならよかった。俺も安心した。
別れるって言われたら、わかった。って納得しようって決めてたけど、そうじゃなかったからよかった」

本来のわたしは、
いままでのわたしは、
疑うことはせず、まず信じることができる人間だった。
単純に、疑うことが好きじゃなかった。
信じすぎるくらいに、まっすぐに信じれる人間だった。
疑っていやな思いをするより、信じて傷つく方がわたしらしいと自分で思っていた。
そういう自分でありたいと、思っていた。

彼とのこの一件から、
わたしはなんでこんなに疑ってしまうんだろう。と考えることが増えた。
自分のこころが弱いから？
彼の行動が怪しいから？
まだ付き合ったばっかりだから？
とにかく考えることが増えた。

考えてこたえが出ればいいんだけど。
自分のこころをつよくもつには？
彼の行動が気にならなくなるには？
時間が経てば解決するの？
考えれば考えるだけわからなかった。

いまはすこしだけ、わかったこともある。

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