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高齢な親の介護日記④

2024年1月11日 木曜日 晴れ

介護と仕事の両立について、バカなことを考えてみた。

育児と仕事の両立はそれなりに大変だった。最近でも小学校で娘の学級がインフルエンザで午後から休校になり、鍵を持たせていなかった娘のために早退した。保育園も小規模保育施設から転園したりと紆余曲折あったし、夕方以降に仕事で呼び出された時はベビーカーに娘を寝かせたまま職場に連れて行ったりもした。
もちろん仕事中に保育園から呼び出しの連絡を受けたこともあった。長男の時は数回発熱でお迎えを経験し、長女の時は一度だけ怪我で呼び出された。その度に子供にも職場にも申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら退社したものだ。

介護の場合はどうだろう。
先日、初めて仕事中にサ高住から私の携帯電話に連絡があった。心臓の難病をかかえており余命宣告もされている父は、いつ何があってもおかしくない状況なので身構える。
容態急変?
不安な気持ちで折り返し連絡すると、ケアマネから投薬管理サービスの提案の連絡だった。
頭の中にあったお葬式という文字は、すっと遠くへ消えていった。
要介護1の軽度認知症でまだサ高住に入所しておらず、在宅介護でデイサービスから帰ってきた後に仕事で呼び出されたなら、職場に父を連れて行くことは果たして可能だろうか想像してみた。
父の場合、まだ自分が現役で勤めていた記憶と混同し、私の上司にいろいろ偉そうに説教をしはじめそうでややこしい。
「なぜ急に俺が職場に呼び出されなきゃならんのだ。仕事は段取りだ。うまく段取りができないから急に呼び出さないといけなくなるんだ。そんなヤツに大切な仕事は任せられんぞ!」

機会があれば連れて行ってみたい気持ちにかられてしまった。



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