立ち会い出産で私が出来た唯一のこと。
「出産って男は無力」
子を持つ親から
よく聞く言葉ではないですか?
たしかに私も出産に立ち会い、
無力感を感じました。
痛みに苦しむ妻をみて
「私は今、なにができるのか…」
必死に考えていたことを思い出します。
陣痛室では予想以上に妻と私だけの時間が
とても長かったことには驚きました。
子宮口の確認と分娩監視装置の確認に
看護師さんが来てくれますが
そこまで頻度は多くなかった印象です。
来るたびに「順調ですよ」「大丈夫ですよ」と
声をかけてくれた看護師さんたちの余裕に
「順調なんだ。大丈夫。」と
そのたびに安心していました。
ただ、陣痛の間隔も短くなり
失神しかけの妻と私だけの部屋で
焦りながらも必死でできることを
探していた記憶があります。
「分娩室に移動しましょう」
という言葉を聞いて
「やっと先生がきてくれるのか」
と、安心したのを覚えています。
紆余曲折ありながらも
無事に出産を終えて落ち着いた頃
妻から
「陣痛室のときは本当にありがとう」
という言葉をもらえました。
いきみ逃しで休まずに
長時間押し続けてくれたことはもちろん、
陣痛の間隔別にある呼吸法を覚え、
間隔も時計を見ながら測定し、
呼吸を誘導してくれたことに
感謝してくれた様子でした。
「本当に出産って男は無力だった…」と
感謝と感動、喜びはありつつも
感じていた私は妻の言葉に救われました。
心配症の私は
産婦人科からもらった資料を読み込み、
暗記していったし、
YouTubeでも情報を頭に入れていたことが
功を奏しました。
どの程度役に立てたかはわかりません。
ただ、妻からの言葉をもらい
「無力感」を感じつつも
少しは妻のフォローを出来たと
思うようになりました。
ママからしたら当たり前かもしれませんが、立ち会い出産をするのであれば
事前準備として
・病院からの配布物は全て目を通し、覚える
・立ち会い出産について情報収集する
これらのことを
入念にしておいて良かったと思いました。
想像以上に焦りますし、自分のためにも
しておいて損はないと思います。
想定外のことも起きますし、
知らなかったこと、
初めてのことばかりでした。
初めての立ち会い出産は
事前準備を試される場だと思います。
立ち会い出産で唯一できたこと
それは
「知識を詰め、全力で出来ることをする」
すごく曖昧ですが、立ち会い出産で
「これだけ覚えておけば大丈夫」
なんて項目はないなぁ。と
出産にあたりパパの力は
ほんとに微々たるものでした。
ただ、事前準備から出来ることをすれば、
たとえ「無力」だったとしても「無力感」は多少なりとも減らせるように思いました。
ママからなんと言われようと、
「パパなりにやれることはやった」
という自己満足が
パパには大事なのかもしれないなぁ。と
立ち会い出産を予定しているパパには
父親になる瞬間は無力感だけでなく、
ちょっとでも自信を持てる日になれば
良いなぁと思いました。
最後に、
↓いきみ逃しで使ったボールです。
普段からマッサージでつかっていました。
丁度よいサイズでしたので参考までに。
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