見出し画像

うつ病アラサー会社員の「うつ消し実験」~精神科デイケア編①~

うつ病アラサー会社員が、気分の浮き沈みのある自分と向き合うために行っている試行錯誤(「うつ消し実験」)の数々を紹介する記事。今回は、精神科のデイケアプログラムへの参加体験を紹介する。
「デイケア」というと、高齢者介護サービスを思い浮かべる方が多いかもしれないが、精神科にもデイケアがある。精神疾患患者を対象に病院で行われる集団リハビリプログラムである。
私が精神科デイケアに参加したきっかけは、たまたま会社の人事から紹介された会社近くの病院にデイケアプログラムがあったから。(私がもともと通っていた病院にはデイケアはなかったが、精神科・心療内科のなかでも比較的大きい病院にはデイケアがある。)
私が会社から紹介されたその病院で、医師に薬に頼らない治療を相談すると、精神科デイケアへの参加を勧められた。私は、2種類(発達障害とうつ病)のデイケアに週1回約3か月間かけて参加することになった。
今回は、そのうち、発達障害向けデイケアプログラムについて紹介する。

【発達障害向けデイケアプログラム】
私の通っている病院では、火曜日・土曜日の午前午後で1回ずつ、1回2時間程度のデイケアプログラムが用意されている。私はこのうち、土曜日の午後のコミュニケーショントレーニングのプログラムに参加した。

そこでは、「会話のルール」、「共感」、「自己肯定感」、「アサーティブネスコミュニケーション」などのテーマについて全6回で精神保健福祉士などの専門家から、ソーシャルコミュニケーションのコツを学んだ。グループワーク形式で他の患者と意見を交換するなど、交流が図られるようなプログラムになっている。

以下写真は、他者への共感をテーマにした回で、他人の話を聞いて、その人にどのような感情が浮かんだのかを考えるワークで使用したシート。

参加した感想としては、普段、会社で働いていると、発達障害の同じような症状を持つ人に会うことは少なく、孤独を感じてしまうが、このプログラムに参加することで、似たような悩みを持っている人と交流できたため、心の負担が軽くなった。正直なところ、最初はデイケアに通うことに抵抗があったが、参加してみると、参加している人は特別な人ではなく、普通の人であるという印象を受けた。
私の通っている病院では、土曜日にプログラムが設定されているので、仕事を休むことなく参加できたのも良かったと思う。

<私の他の記事>


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?