失敗から学ぶこと。
500万近く膨れ上がった借金を返済するためにスタートした任意整理生活も、残り50万くらいまでやってきた。
昨年から徐々に生活に余裕が生まれて借金はあるが貯金もできるようになった。
その気になれば繰上返済も可能なのだが、さすがにそれは自分の首を絞めるのでやめておく。
任意整理に陥るほど借金が膨れた要因に、大きい支出をなんの準備もなくカードで1回払いでとかで払って、後日ネットからリボ払いに変更するというのを行っていたら、しまいには少額のものもすべてリボ払いにし始めてしまったといのがあった。
いろいろ理由はあるにせよこの借金人生の大きな要因の一つだ。
これを回避すべく、この生活になってから大きい支出は事前に月々積み立てるようにしている。
日常においてなにかイベントがない限り大きい支出は2年に1回の賃貸の更新だろうか、事実こいつのせいで自分の財務状況はかなり劣化した。
2年に1回の更新の支払いは諸々含めて大体8万くらい、任意整理生活が始まってもその分を積み立てる習慣はしばらくなく、更新年の直近の少ない賞与をその支払いに充てていた。
しかし賞与というのはやはり賞与なのである。
気分が高まるじゃないです
あ~、久々に自由に使える金だ~
って
そんなわけで更新料を払うときは、その費用ぴったりかむしろちょっと不足していたりというのがほとんどだった。
4年ほど前から日々の資金管理を徹底してようやく無計画な支出しない精神の強さを手に入れた。
とりあえず更新費は賞与に頼るのではなく、月々1万づつ積み立てることにした。
だって賞与に頼っていて賞与がでなかったら地獄ですから。
そうすると、こうしんのタイミングで8万ほど出ていくが、順調にいくと24万は貯金できているのである。
しかも月々積み立てているので、無理なく更新費を捻出し、ついでに残りの16万をパーッと使っても日常の財務状況はまったく毀損しないのだ。
もちろんパーッとなんて使わないけど、この更新費の積み立ては「家賃関連」という括りで積み立てて、更新以外に他の家関連の臨時支出や引っ越し費用に充てる。
引越しも無計画に行えば財務状態を大きく毀損するわけだが、更新費として積み立てる習慣を身に着けておくと、20万くらい貯まった時に、この家でまた更新するべきか、引越しをすべきかと選択肢が生まれてくる。
どちらも大きな支出のイベントなのだがこうやって積み立てておけばまったく財務状態を毀損しないで済む。
この他にも家電積立(月々1万)、旅行積立(月々1万)、保守積立(月々2千)を4年前から行っている。
こうやって大きい支出はすべて積立ているものから充てる習慣になると、まず積立額以上の買い物はしない。
そして衝動買いもしない。
支出がほぼ計画通りになり資金管理が容易になる。
これができると将来の資金繰り表が、計画とそんなにブレない自信がつくので、将来の予定資金残高をみるのがめっちゃ楽しくなってくる。
そしていままでは絵にかいた餅みたいで夢みたいな存在だった将来の貯金残高が現実味を帯びてきて、このお金を何に使おうか、また新たに積立を行おうかなど、いろいろと想像しては楽しいのである。
ゼロすら見えない人生だったが、ようやくプラスの未来が見えてきた。
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