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カッコ悪さの中に

いいバンドを見つけた。


最近よく、いいバンドが見つかる。


といっても25年も活動してるバンド。


これまで全く知らなかった自分が恥ずかしい。


ギター・ベース・ドラムに、ピアノ・オルガンを入れたシンプルで惹き込まれる演奏。


ド直球な歌詞をハスキーな声で、腹の底から歌い上げるボーカル。


このド直球な歌詞がやばい。


若い頃だったら、小っ恥ずかしくて避けていただろう。


そんな歌詞が今ではグッサリ刺さってくる。


多くの曲の歌詞が、自分の心の中をえぐり回す。


嗚咽するほどに泣いてしまう曲も。



昔は、見た目がカッコよくなければ好きになれなかった。


それが今では、歳を重ねていく毎に逆の方向に向かっている。


見た目が大してよくなくたって、本気で何かに打ち込んでいると
カッコよく見えてくる。


自分もそんな人間になりたい。


カッコ悪さの中に見えるカッコよさ。


そんな人間になりたいと思う。




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