部下の育成方法がわからない〜部下育成のステップ(その1)〜

部下の育成方法がわからない。
どうしたら、部下を育成することができるのか?

この悩みは、研修の中で毎回必ずといって出てくる相談内容です。

私は、部下を育成するにはいくつかの段階・ステップがあると思います。
これから何回かに分けて、そのステップを1つずつお話をしたいと思います。

本日はまず最初のステップについてです。
部下育成の最初のステップは何だと思いますか?
(ちょっと考えていただくために余白を設けます)

そろそろ私の考えをお伝えしてもよいですか?



部下育成の最初のステップは、



ステップ1 ”目標を握る”

だと考えています。



そしてこの第1ステップも細かく3つのステップに分かれます。

1つ目(1−1)は、あなたの期待を伝えるです。

マネージャーのあなたが、メンバーの彼にこうなってほしい。こういうことができる様になってほしい。チームの中でこういう存在感を発揮してほしい
など、彼の強みや持ち味に沿った彼に対する期待や要望を伝えてください。

そして2つ目(1−2)、本人の希望や願望を聞くです。

メンバー本人の、どうなりたいと思っているのか?どんな方向に進みたいと思っているのか?何が、どんなことができるようになりたいのか?チームの中でどの様な活躍や貢献をしたいとおもっているのか?
 など本人の希望や願望”を聞くこと。

最後の3つ目(1−3)は、両者をすり合わせ、2人で目指すゴールを握ることです。

マネジャーのあなたが支援して、メンバーの彼が叶えたいと目指すゴールを握ってください。

上記を研修の中でお伝えすると

「今まで業務の指示、業務上の目標だけしか伝えてこなかった。」
「マネジャーの私の希望や要望だけを伝えて、メンバー本人の”なりたい”や”ありたい”を今まで聞いてこなかった。考えてみると、私が一方的に期待を押し付けていた」

などのコメントを数多くいただきます。

人は自分がなりたいと思うものに対しては努力できます。
しかし、なりたくないものを押し付けらても、それに対して頑張ろうという意欲は起きません。頑張りは継続できません。

マネージャーである貴方の期待を押し付けるのではなく、本人がどうなりたいのかどうありたいのか、これをきちんと確認し、すり合わせることを忘れないでください。

順次、第2ステップ、第3ステップについても記していきます。
楽しみにしてください。

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