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私は夏が好き。
でも思ったよりみんな冬が好きらしい。
私がなんで夏が好きか考えてみた。

そもそも季節なんて抽象的なものが好きな理由が具体的なことなんてなさそうだけど考えてみた。

まず直感的に夏は自由に生きられる気がする。
夏は一瞬で過ぎるから毎日夏っぽいことしよって思って楽しい季節になる。
花火観ながらもうこれ以上楽しいことなんてないかもなあって思う。

だから好き。

でもそれだけじゃない気がする。
夏にそれといった思い出はない。
なんなら悪い思い出しかない。


夏になると私は世界が大嫌いになる。
恋をしようと浮かれる人たち。
コンクールや大会に向けて練習した日々。
私はいつも彼等に置いてけぼりにされたり邪険にされてきた気がする。
だから夏になると世界が大嫌いになる。

でもその分、自分がこの上なく好きになる。大好きになる。
音楽を聴いてこんな世の中クソ喰らえだって思って、なんで皆んな私の魅力に気づかないんだって心の中で叫びながらドライヤーをする。

惨めで無様になった自分が大好きになる。ロックンロールが似合っちゃうなあって思いながらロックを聴く。一人で聴く。たまに歌う。結構歌う。

だから夏が好き。誰も私に興味が無いから自由に生きられる。

やりたくもなかったダブルス、やりたかったティンパニ、塾から帰ってきて親と見た花火、
全部大嫌いだ。

でもそれをロックを聴きながら乗り越えた自分は大好きだ。

だから夏が好きなんだ。

ただ単純に寒いの嫌いなだけかもだしロックを語れるような人間ではないけど今日はそういうことにしておく。


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