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【3】児童発達支援事業所立ち上げまでの12ヶ月間でやったこと(3ヶ月目)

前回記事はこちらをご覧ください。


3ヶ月目

①意見書回答

待ちに待った意見書の回答が郵送で届く。
結果は、、


『当該事業所の新規指定については妥当である。』


よかったーーー!
なんとか始めの山場は乗り越えることができた。
とはいえまだスタートラインに立つ前の段階なので、小さくガッツポーズだけしてその日はルンルンで過ごしました。笑

②県庁訪問

立ち上げが出来るとわかればやる気も出るもので、早速指定権者の県庁に訪問。
遠方なのにアポイントなしの飛び込みで行ってしまった、、

が担当者の方がおられ、アポなしにも関わらず丁寧にご対応いただけた。
そこではご挨拶と改めて指定までの流れの確認を行う。

③県民局訪問

県庁訪問後、その足で県民局へも訪問。
担当の方へご挨拶とともに、児発の立ち上げ予定等もお伝え。

④市役所訪問

さらにその足で市役所へも訪問。
交付書の件のお礼と受給者証発行までの流れや期間を伺った。


通所受給者証
児童発達支援を含む障害児通所支援事業所を利用する場合、利用者は通所受給者証を取得する必要がある。

受給者証発行までの流れとして一般的なのは
・児童発達支援事業所の利用を希望する保護者さんが相談支援事業所へ相談。

・相談支援事業所がお子さんの状況や保護者さんへの聞き取りから、サービス利用に関する計画案を作成。
※ 一部、相談支援事業所を挟まず保護者さん自らが計画案を作成するセルフプランというやり方もある。

・その計画案と申請書を保護者さんが自治体の窓口に提出し、認められれば受給者証が発行される。
※自治体によっては医師の診断書やその他資料添付が必要な場合もある。

かなり簡単に書きましたが、一般的にはこういった流れ。


M市の受給者証発行までの流れ
M市では、児童発達支援センターが中核機能として強いため、未就学児の計画のほとんどをセンターが作成している。
セルフプラン率は0%
医師の診断書等は特に求められない。
また、児童発達支援センターが代理申請まで行うため、センターに相談に行けば受給者証発行までスムーズにいくとの事。

相談、申請から発行までの期間
センターへの相談から受給者証発行まで最短でスムーズにいくと2週間程度だが、計画案の作成から保護者の署名、申請等でだいたい1ヶ月くらいはかかるそう。

実際、開所後の肌感では受給者証発行まで1〜1.5ヶ月くらいかかっているイメージがある。

⑤ビジネスモデル検討

コンサル会社Y社とビジネスモデルについて検討。
児発立ち上げの想いからどんな形で運営するかといった具体的な内容を決めていった。

決まったこと
開所:週6(月〜土)開所の日祝定休日
支援時間:約1時間/回
送迎:無

⑥物件A見学

以前から気になっていた物件があり、仲介している不動産屋さんに問い合わせたところ内見させてもらえることになった。

1階がテナント、2階が大家が住む住居という形。

約25坪と少し狭めなものの、正方形のテナントで部屋の配置もし易そう。
かなり気に入り、不動産屋さん経由で大家さんに相談したい旨をお伝え。
後日大家さんと面談できることとなった。

というのも2階が住居のため、借りることになった場合、多少騒がしくなってしまうかもしれないことをお伝えしたかったのと、そもそも大家さんが児童発達支援にあまり良いイメージを持たれていなければ、借りることすらできないというケースも多々あると聞いていたため、直接お話しさせていただくことにした。

⑦物件A大家面談

後日、物件Aの大家さんと面談を実施、結論を言うとOKは出たものの、騒音の部分をかなり気にされていた様子であった。
また、テナント入口と住居の入口が2m程と近いため、入口の場所を変えてほしい(今ある自動ドアの位置を別の場所に変えてほしい)との条件があった。

自動ドアの位置を変更となるとかなりの費用がかかるという話から、躯体側なので、そこの工事費用は大家さん負担でやってもらえるとの事。
ひとまず物件に関しても決まりそうと一安心。


(今だから思う)物件探しでやった方が良いこと

・市内の子どもの数を調べる
大体の市区町村はネットで調べれば、年代別、地域別の人口が出てくるので、対象の地域の人口くらいは調べた方が良い。
・とにかく居抜きで使えるところを探す方が良い。
児発、放デイの跡地などがベスト。
スケルトンからの工事は工事費がめちゃくちゃかかる。
個人的な意見としては、児発は場所を選ばないので(送迎ありならなおさら)、とにかく賃料、広さ、工事費の安さで選ぶ方が良い。
・地域のセンターや相談支援事業所、市役所が近ければより良い
考え方によりますが、面識作りに訪問する機会が多いため、歩いていけるくらいの距離がベスト(職員にも行ってもらうので)。

⑧HP作成依頼

一通りコンセプトも決まったので、ホームページの作成を依頼。
以前、会社のホームページを作成いただいた企業さんへ再依頼。

依頼内容はもう少し内容が固まってから依頼しますとお伝え

費用かけずの形であれば、今は簡単にホームページを作れるサイトもあるので、自分で作ってみるのも良いかもしれません。

⑨市役所訪問

特に用事があった訳ではないが、顔を覚えてもらうためにも訪問。
担当者の方に開設候補地が決まった旨をお伝え。
お忙しいのにご対応ありがとうございます。

⑩物件の部屋割り検討

内見の際にざっくりだが、計測していたため、部屋割りを考える。
ちなみにですが下のアプリを使えば、かなりイメージに近い間取りが作れます。

アプリ名:Home Design 3D

https://apps.apple.com/jp/app/home-design-3d/id463768717
宣伝目的ではありません!笑

私はiPadを使ってやりましたが、めちゃくちゃ簡単に操作できて、立体図や通常図面、物件内に入った視点での配置も見れるので、めちゃくちゃ便利です。
かなり重宝しています。





3ヶ月目はこんな感じです。
初めてのことだらけですが、調べながらやると理解も深まるし、少しずつ事業所のイメージが出来てくるのがなんとも楽しいです。

総量規制の壁は乗り越えましたが、開所までにまだまだ山場はたくさんあります。
よければ続き(下記)もご覧になって下さい。

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