かづきれいこさんのメイク術

<シネマでTOLK&本deコミュニケーション⑯>

女性は、かづきれいこさん(フェイシャルセラピスト)をご存じですよね。
今週、入力中に、パソコン画面に商品広告が表れ、私は迷うことなく即注文した。
書店で販売されている本ではないのだが、この注文した商品に付いてきた冊子が『かづきメイク術』。

・メイクは自分のため。鏡のなかの顔を好きになることで自分もまわりも幸
 せになります。
・生き方の美しい人は、何才になっても輝いています。
・「この人、年齢より若い」と感じさせるのは顔のシワやシミの有無だけで
 はありません。本当に大事なのは行動です。
・加齢による悩みが、メイクで解決するのもひとつの手段ではないでしょう
 か。
・40才を過ぎたら何が「きれい」の基準になるのでしょう。ひと言でいえば
 「元気」な人。「きれい」は「元気」の上に立つものです。
・メイクは何のため? 男性の気を引くため? 同性に称賛されるため? 
 いいえ、自分のためです(周囲のためでもあるのです)。
・自分の顔を見たくない、嫌いだ、と思いながら幸せになることなど、絶対
 にできません。
・「気持ちが落ち込んで人に会いたくない」と思うのであれば、対策が必要
 です。そのひとつの手段として活用してほしいのがメイク。
・たかがメイク、されどメイクです。生活が変わります。笑顔が増えます。
・皆さんに必要なのは新しい化粧品ではありません。化粧の「技」を身につ
 けることなのです。化粧は「技」です。
・肌の若い人は血管が健康です。血液がサラサラ流れているから肌も自然に
 若い状態を保てるのです。高級クリームをたっぷり使うために食費を削る
 なんて本末転倒。美しい自分でいるためには健康であることが何より大切
 なことです。
・私がメイクをするうえで目指しているのは「元気な顔」。

「年を重ねた自分の顔を見られることがいかに幸せか、考えたことがありますか?」と、かづきれいこさんは言う。
彼女がリハビリメイクをした30代の末期のガン患者さんが、「年をとってしわくちゃのおばあちゃんになった自分の顔も、見てみたい」と呟いた。この患者さんは、年とった自分の顔を見るのは叶わぬ夢だった。

がきれいこさんは「今の私の顔が好き」と明言している。
「私は60代になりました。若いころの顔とは違います。でも、今の顔は積み重ねてきた時間そのものです。この時間を与えてもらえた幸せを、感謝しています」

数十年前からテレビなどで観て、かづきれいこさんは知っている。でも、活躍している有名な美容家という印象だけで、好きでもファンでもなかった。
この冊子を読んで彼女が、血流が悪く顔が真っ赤になるというコンプレックスを持っていたことや、心臓の手術をしたことや、長い年月専業主婦だったことなどを知り、特別な人ではなく身近に感じた。
そして彼女の文章に好感を持った。共感できる。

新たな知識・情報を得て感動したというわけではないが………
「もっとメイクに力を入れてみよう」
「75歳のお婆でも、きれいな高齢女性になりたい」と意欲が湧いた。

私は20代のころからほとんど素顔に近い薄化粧。もっと化粧しなさいと男性から言われたこともある。
最近思う。年をとると口紅と頬紅をぬるだけで顔が華やぐ。75歳のお婆もちょっと若返る。だから、早朝から唇と頬には色を付けている。

今回、かづきれいこさんの商品からネット購入したのは、顔のタルミに活用するデザインテープ。
こめかみに指をあて、ちょっと引き上げたらグンと顔が若返る。こめかみに貼るテープのようなものが欲しい。人から見えない、上から化粧すると全く貼ったモノがわからないという新技術のテープのようなものが売られていないのだろうか……って思っていたので、ネット広告を見て「これや」と思い即注文した。(デザインテープは元々傷跡や火傷に悩む患者さんのために開発したものらしい)

高齢女性がそんなことする必要ないと言われるかもしれないが、私はこういうこともメイクのうちと考えた。特に念入りに化粧したいとき、お洒落したい日に利用したい。そして、これからは化粧の「技」を身につけたい。せめて半分でも……と望むようになった。

お試し商品セットには、かづきれいこカラーと言われている「イエロー」の化粧下地も。デザインテープを貼ってイエローの化粧下地をぬったら、何だか肌がきれいになって若々しい顔になったような気が……。
テープはまだ貼り方が下手だしタルミが消えたわけではない。実際は若々しい顔になったわけではないが、鏡を見るのがイヤになっていた近ごろの私に「綺麗になった気分」を与えてくれる。
大事なのは、気持ち。元気な心。ゲンキな顔になること。

かづきれいこさんが気に入った私は、欲しい商品、買いたい化粧品がいっぱい。貧乏お婆だけれど今後も一つずつ注文するつもり。(次は目の上下に入れるダークグリーンとホワイトペンシル。デザインテープも近頃ハマっている緻密な収支計画を立てて買い続けたい)








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