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雷が鳴っている時、どうしたらいいの?

突然の雷。
『今日、雷が鳴るような天気だと思わなかったなぁ』
なんて思う時があります。
安全な場所に居る時ならまだいいのですが、外に居る時に雷が鳴り始めたらどうしたらいいんでしょう?
家の中なら本当に安全?

その時、知識があるかないかで大きく違うと思います。
そんなわけで調べてみました。・ω・

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【雷とは】

まず雷とは、『大気中で大量の正負の電荷分離が起こり、放電する現象』との事です。簡単に言うと雷の正体は『巨大なエネルギーをもった電気』です。雲と地上の間で発生する放電を対地放電と言い、これが『落雷』です。

落雷の中でも被害の多いものが、『直撃雷』と『側撃雷』です。
〇直撃雷・・・建物や人などに雷が直接落ちること。
〇側撃雷・・・直撃を受けた物体から、近くにある別の物体に雷が飛んでいくこと。

【直撃雷を受けやすいのは、『広く開けた場所』『周辺より高いところ』】

《広く開けた場所》
〇グラウンド・野球場・サッカー場 〇ゴルフ場 〇キャンプ場
〇公園・広場 〇屋外プール 〇海 〇川、河川敷 〇田畑 など

《周辺より高いところ》
〇山頂・山の尾根(稜線) 〇ビルの屋上 など

雷は『高いものに落ちる』という性質があるため、広く開けた場所や高いところでは、そこにいる人が『最も高いもの』となり、直撃雷を受ける危険が高まります。
そういった場所で傘を差したり、ゴルフクラブや釣り竿のような長いものを体より高い位置に持っていると、避雷針のような役割を果たしてしまい大変危険なので、低い位置で持つか手放すかしましょう。

【側撃雷を受けやすいのは、『高い木の下・林や森の中』『ビルや家の軒下』】

雷が鳴っている時に木の下で雨宿りをすると、木に落ちた雷が木の近くにいる人に飛び移ることがあります。
鉄塔などの電流を通しやすい物体であれば雷の電流はそのまま大地へと流れて行くのに対し、樹木は本来電流を通しにくいため、電気を通しやすい人体の方へ側撃が起こりやすくなってしまいます。側撃を避けるために木の枝先から4m以上離れましょう。

軒下も木の下と同じく雨宿りスポットですが、軒下も側撃を受けやすい場所なので危険です。
雷の電気は物体の表面を流れる性質があるので、屋根に落ちた雷が壁や軒先を経て軒下にいる人に飛んでくることがあります。
建物の中に入れる場合は中へ避難、入れない場合は離れましょう。

【安全な場所はどこ?】

《屋外に居る時、避難先として安全な場所》
鉄筋コンクリートでできたビルや駅など
〇東屋全体が避雷用の金属で囲まれている雷避難用の東屋
(柱と屋根だけの東屋は落雷の危険あり)
〇木造家屋
〇車・バス・電車・飛行機などの乗り物
(ただし、オープンカーは落雷の危険あり)

落雷した雷の電気は建物や車の外側を通って地面に流れていくので、内側は安全です。ただしテント、柱と屋根だけの東屋、オープンカーなどは落雷の恐れがあるので避けましょう。

《建物など避難先がないときは》
近くに建物や車などの避難場所がないときは『保護範囲』に逃げ、しゃがんで姿勢を低くします。

【保護範囲とは】
高さ4 m以上20mまでの構造物(電柱、煙突、鉄塔、建物など)から4m以上離れ、かつ構造物のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲のこと。

構造物から4~5m離れ姿勢を低くすると、保護範囲に該当する場所に居られます。また、電線の下も雷が落ちにくい場所です。
保護範囲や電線の下では、雷の電流が構造物や電線の方に引き寄せられ、人に落雷する危険性が低くなります。
また物体から4m以上離れることで、物体からの側撃を避けられます。

《屋内に居る時は》
雷の電気は物体の表面を流れる性質があるため、建物の壁や柱などを流れることがあります。また、建物の外部とつながる電気配線やアンテナ線、電話線などは、外部から屋内への雷の侵入ルートとなり得ます。
屋内に流れ込んだ電気による感電を防ぐため、壁や天井、コンセントや照明・電話・テレビなどの電気機器から1m以上離れた場所が安全です。
また、窓や蛇口などの金属部分、水道管や排水管からも雷の電気が侵入する恐れがあります。危険なものから離れるとともに、入浴も控えた方が安全です。

《落雷による物品の破損》
外部から室内に侵入した雷により、テレビやパソコンなどの電気機器が故障する事もあります。事前に天気予報で雷の恐れがあることが分かっている場合は、あらかじめコンセントやケーブルを抜いておくのが一番の対策です。雷が鳴っている時にコンセントを抜くのは危険なので、雷が鳴り始めたら触らないようにしましょう。
とは言え、冷蔵庫や照明のようにコンセントやケーブルを抜いておくのが困難なものもあります。そういった家電に対しては異常高圧電流を遮断する『避雷器』を取り付けることで、雷の電流の流入を防ぐことができます。
『避雷器』は電気店や家電量販店で購入できます。

《落雷による停電》
落雷により停電が起きる事があります。すぐに復旧してくれる事もあれば、復旧に時間がかかる事もあります。
事前にスマホや携帯電話、モバイルバッテリーなどを充電させておく、懐中電灯を用意するなど、停電に備えて準備しておくと安心です。

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以上が調べて分かった事です。
雷が落ちない事が一番いいのですが、自然現象はそういうわけにはいかないので、知識をつけて対策し備えていきましょう。・ω・

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