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ご挨拶

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はじめまして。
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いいわけ

いいわけ

朝、まだ、誰も起きて来ないお休みの日の食卓に座って、noteを開く

灯りを抑えた部屋に光る画面に並ぶ、

四角い 見出し画像とタイトル……

でも、今日はまだ読まずに置いて

緑色の 「投稿」に行って

これを書いている

編み物と同じように

でも反対向きに

自分の打ち込んだ文字が

上へ 上へと 連なっていく……

宇宙のことも 星のことも

うちに住んでいる とある予備校生の100分の1

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生たまご

生たまご

いつの間にか
実生活では
自発的に覆って
誰にも見せない自分

 「母親」だから・・・
 「主婦」だから・・・ 
 正規では無い「非常勤講師」だから・・・
 実家の近くに住んでいるからと言って
 「こどもではない」んだから・・・

誰かにとても話したいのに
言える相手は誰もいない
どうでもいいけど不思議なこと
小さすぎるけど可笑しいこと
ちょっとびっくりしたこと
ちょっと辛かったりするこの気持ち

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「雪に足あと」

「雪に足あと」

突然見つけただれかの落とし物のように
Gmailの受信トレイに見つけた
見覚えのない名前の書かれたメール
「……さんがスキしました!」

指で触れると 簡易テントがぽむ!っと開くように
ぽむ!っと ページが開かれる

瞬きするわたし

そこは、言うなれば
近ごろわが家周辺では めったに見ることのできない、
降り積もった新雪の広場

きれいに並んだ見出し画像に
その人の雰囲気が もう 表れている

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Message in a bottle

Message in a bottle

noteの画面を開くと
今日は右上のベルのマークに
小さな赤い色の四角に1の数字

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あ、読んでくれたんだ…

問われなければ
誰かに話そうとは 思わないようなことを

誰かに話しかける、というわけではなく
ほぼ 独り言のように

書いて、「下書き保存」して、「公開設定」して、
noteの海に 「投稿する」

チャポン……

投稿した言葉は
日本中に広がる
目には見えない
noteの海

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