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息子

2歳の息子がコロナ陽性となった。
2日ほど高熱が出たが解熱剤を飲めばいつも通り
けろっとしている状態で、
あっという間に元気になった。

息子はコロナに感染したなどほとんど理解していない。
新型である事、世の中がそれでずっと困っている事。

みんな病気になったよ。
先生に診てもらうよ。
鼻痛かったね。
頑張ったよね。
お父さんはホテルにいるよ。
お母さんも病気になったから先生に診てもらうよ。
そんな事を教えて概要は覚えただろうが、
息子の世界は大きく変わっていない。

息子は今日も懸命に生きている。
楽しい事を探し、美味しそうなものを見つけ
風呂に入り歯を磨いて寝る。

きつかったら休むし
楽しかったら笑う。
悲しかったら大いに泣く。
そうやって床につく。
今日がどんな日だったかという評価はしない。
その場の感情はその場に捨てていく。

熱は終わった。
お薬も終わった。
鼻痛かった。
トミカで遊ぼうよ。

この環境の中で今できる事
今興味がある事に気持ちを注ぐこと。
それが息子にとって重要なことなのだ。
外に出れなくても、誰に不満を言う訳でもなく
懸命に今日を過ごしている。


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