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#旅 別府市

別府の湯は格別であった。
これが率直な感想である。

体が温泉を食う。
栄養を摂る。
体が『うまい』と唸る。
ついに翌日は上着をほとんど着ずに過ごした。
これは温泉の効果であろうか。
体の芯が温かく、寒さを感じにくい。
湯上がり、部屋での瓶ビールもまた格別なのであった。
山は富士、海は瀬戸内、湯は別府。間違いなしだ。

真っ白な湯けむりが昼夜問わず、もくもく上がる。
朝方の別府湾沿いのひらけた景色はこれまた格別である。

魚が美味い。
鳥が美味い。

感染対策、食中毒対策、限りある資源の利用。
日々何をするにも騒がれるあれやこれや。
美味しく頂くこと、楽しく食事をすること
温泉に入ることに対し、
何をするにも当たり前は無いのだと実感する。

明治のその時代より
油屋熊八氏の手腕によって観光地として栄えてきたという
この街は、その街並みも観光スポットも
随分と働いてきたなと言わんばかりの雰囲気である。

レトロな街並みと名物をたらふく満喫し、
源泉となる鶴見岳を眺め、湯に浸かる。
それだけで満足な街であった。
生きているだけで丸儲けであるなぁ〜



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