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移住生活Day0

 フェリーでの船旅がこんなに快適だとは思っていませんでした。仙台ー苫小牧を結ぶのは就航して5年目の「きたがみ」。以前(と言っても20年以上前)乗った時は波が穏やかだったのに結構揺れてフェリーを降りてからもしばらくゆらゆらしていたような。今回はほとんど揺れを感じません。技術の進歩が凄まじいです。船上から日の出を見るために早めに就寝しました。

翌朝4時に起きて船上に出るとすでに数人がスマホで朝日を撮影していました。進行方向の左側には下北半島が見えます。なんとなくぼーっと海面を眺めていたらイルカの群れがジャンプしながら通り過ぎていきました。

定刻どおり11時に苫小牧港入港とのアナウンスがありいよいよ北海道に上陸です。いろいろな手続きがあるため16時までに幌加内町に着いていないといけませんがこのまま順調にいけば3時間ほどで着くことができるでしょう。

久々に走る北海道の高速道路にやや緊張しながら走っていると「次の給油地82km先」の看板が!さすが北海道。感覚が違います。クルマのメーターに目をやると400km走ってもまだ残り半分ほどでした。苫小牧と幌加内町のほぼ中間地点の砂川SAで給油しました。これで安心です。人気のない山奥でガス欠になると命にかかわりそうです。順調に高速道路を走り抜けインターチェンジを降りて一般道に入ります。心配になるくらい前後にクルマが走っていません。見覚えのある地名が次々に出てきます。

自宅を前日の12時20分に出てから26時間ほどかかってやっと幌加内町に到着しました。ここの第一印象は「光が綺麗」東京とは違い夏至の頃でも太陽が低くて光が斜めに差し込んでいます。長い影が美しいです。そう子供の頃に見ていた光そのもの。自分はこれが見たかったんだと再認識しました。

私はこの地で「地域おこし協力隊」の隊員として働きます。

教訓:クルマのガソリンは入れることができるときに満タンにしておく事。
   そうしないと命に関わる事態になるかも。特に冬は。

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